歯医者さんの一服
歯医者さんの一服日記

2007年11月19日(月) 今年のサンタクロースは入院療養中

早いもので今年も残すところ40日余りとなってきました。皆さんの中には師走の予定がいろいろと入っている方も多いのではないでしょうか?僕もそうで、週末には毎週のように忘年会が入っており、何かと出費の多い年の瀬となってきそうです。
年の瀬と言えば、僕が所属する地元歯科医師会では毎年クリスマスの時期に会員の家族を対象にクリスマス会を催してきました。これは歯科医師会に所属する先生の家族や診療所の従業員を対象に慰労をこめての催し物です。
このクリスマス会、僕が幼少の頃からあった歴史のある会でした。かつて僕もサンタクロースを信じていた時期がありました。

「今日はサンタクロースに会いに行こう!」
毎年、12月中旬になると親父は僕を誘って地元歯科医師会のクリスマス会に僕や弟を一緒に連れて行ってくれたものです。

子供心ながらに“サンタクロースは寝床にやってきてクリスマスプレゼントを置いていくのではなかったのかなあ?“と思いながらも、実際にクリスマス会に参加すると、サンタクロースがやって来て、クリスマスプレゼントを渡してくれていたのです。なぜか関西弁をしゃべるサンタクロースではあったのですがそんなことは関係なく、クリスマスプレゼントに喜び、はしゃいでいたものです。

あれから30年余り経過し、クリスマスプレゼントをもらっていた僕はチビたちにクリスマスプレゼントを与える立場となりました。いつも利用したのが地元歯科医師会のクリスマス会だったのです。あらかじめチビたちに欲しいものを尋ね、担当の先生に予算の範囲内であるかどうかを確認してから購入してもらい、プレゼントをしてもらう。チビたちにはいかにもサンタクロースが運んできたかのように根回ししていたものです。

そんなクリスマス会ですが、今年は開催されません。どうも地元歯科医師会の財政状況が芳しくなく、会員の福祉にまわす予算が足りなくなったのだとか。歴史のあるクリスマス会が中止になったのは僕としても寂しいばかりですが、寂しいのは僕だけではありません。チビたちも楽しみにしていたクリスマス会です。そのクリスマス会が今年開かれないことを知らせるには気が引けるところがありました。チビたちにどうやってクリスマス会が中止になったのか説明すればいいのだろうか?

無い知恵を絞って考え出した言い訳は、サンタクロースが病気で病院に入院しているという言い訳です。毎年、クリスマス前にチビたちにプレゼントを準備していたのだが、今年は急に体調が悪くなり、病院に入院してしまった。そのため、12月24日前に行われるクリスマス会には間に合わないとしたのです。

早速、チビたちにこのことを説明すると、不思議そうな顔をしながらも何となく納得したのですが、

「サンタさんはクリスマスには来るかな?」
という始末。僕は答えました。

「きっと来てくれるよ。今年はクリスマス会には来ることはできないけど、その代わり、うちの家に来てくれるよ。」

チビたちは
「今年はうちの家に来るのか?寝ている間に来てくれるのだね。それじゃ、クリスマスまでにプレゼントが入る大きな靴下がいるね・・・。」

ということで、今年はお父さんである僕がチビたちのクリスマスプレゼントを購入し、チビたちの枕元に置くことになりそうです。
今年のサンタクロースは入院療養中であるため、お父さんサンタの出番というわけです、ハイ。


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