2007年05月14日(月) |
自衛隊歯科医官OBのお誘い |
昨日の日曜日は、朝早くから出かけておりました。何処へ出かけていたかといいますと、自衛隊の某駐屯地。某駐屯地と某師団の開設○○周年の記念行事に行かないかと誘われ、行ってきました。
この駐屯地の側は頻繁に自動車で通るところではあったのですが、実際に中に踏み入ったのは今回が初めて。普段、歯科の診療所の内側しか見ていない僕にとって、迷彩服や戦闘服、小銃をもった自衛官が多数いる光景は非日常。非常に新鮮に見えましたね。
午前は開設○○周年を記念しての観閲式。多くの自衛官の行進と共に多くの戦闘車両や訓練の一部を間近で見させてもらいました。
この催し物で誘って頂いたのは地元歯科医師会のY先生でした。実はY先生、某歯科大学を卒業後、歯科医官として入隊していた経歴を持っている方です。自衛隊OBの方なのです。
歯科医官に関してはこちらの説明を参考にして欲しいのですが、ご本人曰く
「実際に自衛隊にいた時は患者さんの治療よりも銃を撃つ訓練の方が忙しかった」 とのこと。歯科医官といっても自衛官の一人。自衛官としての訓練も一通り受けなければいけなかったそうです。実際の生活としては、歯科の仕事よりも訓練の方が忙しかった記憶しかないのだそうですが、それくらいY先生にとっては自衛隊での生活は肌に合っていたのかもしれません。
Y先生のように全国の大学歯学部、歯科大学を卒業後、自衛隊で歯科医官として任務する歯医者は何人かいるものです。今の状況はよくわかりませんが、全国の大学歯学部、歯科大学の卒業生対象の求人の中には自衛隊からのものがあるのだそうです。 思い起こせば、僕の大学の女性の先輩の一人も大学卒業後、自衛隊に入隊し、歯科医官として某地に赴任されたという話を伝え聞きました。
「私が自衛官だということで怖がって男が近寄ってこない!」 と苦笑いされていたことがありましたね。
また、僕の同級生の一人も自衛隊に入隊し、任務を遂行しながら一昨年、除隊し、開業歯科医として働いています。
今回のY先生は、自衛隊OB、予備自衛官として今も自衛隊と関係を続けているそうで、今回の自衛隊の催し物もそんな先生宛へ招待状が送られてきたのだそうです。
「大きな声ではいえないけど、この催し物には予備自衛官としてノルマみたいなものがあるんや。最低でも数人は招待客を連れて行かないといけないんや。」 既に自衛隊を除隊されたとはいえ、予備自衛官としての仕事には表からは見えない苦労のようなものがあるようです。
催し物終了後、Y先生が僕に語ってきました。
「せっかくの休みのところ参加してくれて有難う。俺の予備自衛官としての面子も立ったよ。もし、今後、有事があった時には必ずそうさんを助けるからな。」
この先、有事が無いことを祈るのみです、ハイ。
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