2006年04月28日(金) |
気がつけばユーザーID、パスワードだらけ |
”はて、一体何だろう?社会保険庁がらみで何かまずいことをしでかしたかな?”
と、わけのわからないようなことを思いながら中身を確かめてみると、中には社会保険庁が指定したユーザーIDとパスワードが書かれた紙が入っていました。
社会保険庁では4月より国民年金の個人情報提供サービスというものを行っていて、自分の年金の加入記録をインターネットを通じて閲覧することができるようになりました。個人的に興味を持った僕は、社会保険庁のホームページにアクセスし、そのサービスが受けられるよう申し込んだわけなのですが、直ちに利用できるものではなく、後日、社会保険庁が郵送で知らせるユーザーIDとパスワードがないと利用できないものだったのです。僕は4月始めにこのサービスを申し込んだのですが、ユーザーIDとパスワードが郵送で送られてくることをすっかり忘れていたのです。
ということで早速アクセスして自分の年金加入状況を確認しようとした歯医者そうさん。そこで困ったことが起こりました。それは、実際にアクセスしたホームページに入力しなければならない、社会保険庁が指定したユーザーIDとパスワード以外に入力しなければならないパスワードがあったからです。
実は、社会保険庁のホームページで申し込む際、利用者自らが指定するパスワードを知らせないと申し込めなかったのです。そのこと自体は直ぐに思い出したのですが、困ったのはそのパスワードでした。
”一体どんなパスワードを書いたのだろう?”
いつもならパスワードは何処かに控えるのですが、この時に限りパスワードを控えていなかったのです。僕が好むパスワードはいくつかあるのですが、それらパスワードを入力しても一向にサービスを利用することができず、エラー表示が出てしまうばかり。気ばかりあせり、どうしようと思っていたところ、ふとしたことでパスワードを思い出し、何とか社会保険庁のサービスを利用することができました。
自分のだらしなさに情けなく思いながらも、社会保険庁のホームページでユーザーIDとパスワードを打ち込みながらふと感じたのですが、気がついてみれば、僕の周囲にはユーザーIDやパスワード、登録番号、暗証番号といったものだらけなのです。
先日も、日本歯科医師会から会員専用のホームページのユーザーIDとパスワードが書かれた葉書が送られてきたり、上のチビが小学校の携帯電話メール連絡網を登録する際に利用するユーザーIDとパスワードが書かれた紙を目にしたばかりなのですが、今年に入ってからもユーザーIDやパスワードが書かれた種類を何種類も受け取りました。
銀行や郵便局のATMを利用しようとすると、必ず画面に入力を求められるのは暗証番号。インターネットをしていても、クッキーがあって手で入力する手間は省けるとはいえ、ユーザーIDやパスワードがないとアクセスできないものばかりです。インターネットを繋げるプロバイダーへのアクセスしかり、ウェッブメールもパスワード入力が必要です。インターネットバンキングを利用する際も契約者IDとログオンパスワード、そして、入金確認用のパスワードの入力が求められます。それ以外にも、ネットショップ関係の利用には必ずパスワードが必要ですし、僕のサイトを登録している日記才人やテキスト庵もアクセスするにはパスワードがないとログインすることができません。パソコンソフトを販売会社に登録する際にも、パスワードが必要。
そうそう、今から4年前の平成14年8月5日、住民票コードなるものが各市町村から皆さんの家庭へ送られてきたわけですが、皆さんは自分の住民票コードを正確に覚えていますか?
気がつけば、僕の周囲には登録ID、ユーザーID、パスワード、暗証番号だらけなのです。しかもです。これらパスワードは悪用防止のために、自分の生年月日や電話番号、自家用車の車番といったわかりやすい文字、数字の羅列にしておくのは危険だというのは、もはや常識。そのため、どうしても複雑で、長いパスワードにならざるをえませんし、定期的にパスワードを変えていかないとセキュリティに重大な支障を与えます。
そうなると、僕は自分で全ての登録ID、ユーザーID、パスワード、暗証番号を覚えておくのはもはや不可能です。一応、全ての登録ID、ユーザーID、パスワード、暗証番号はある場所に控えてありますが、この書いてある物が盗難にあったり紛失してしまったりすることを考えると背筋がぞっとします。
今ではフリーソフトの中には登録ID、ユーザーID、パスワード、暗証番号などを専用に管理するソフトもあるそうですが、皆さんは登録ID、ユーザーID、パスワード、暗証番号をどのように管理されているでしょうか?妙案があったら是非教えて下さい。
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