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以前息子に“夕飯何食べよっか?“と半分ひとりごとのようにつぶやくと“Pizza”とか答えてたのが、決して願いが叶わないことを悟ったのか、今日同じ質問をしたら、
「冷蔵庫の余り物が食べたい」
だって。なんて健気な3歳。朝、昼食のために買い物をし、前菜からデザートまでフルコース用意する。で、夕飯は冷蔵庫の余り物でなんとかするというのは自分の中の決まりなのだが、それでもいくつか選択肢はあるから迷ってこういう質問を家族に口走ってしまうのだ。そのうちピッツァとか作ってあげようと思いつつも、自分が食べたくないからやっぱりなかなか食卓に乗らない。仕事柄体力を使うから沢山食べないともたない中年なのに部活男子みたいな夫と、意味もなく走り回ってエネルギー消費してくる3歳の息子。こんな男ふたりと、40代も後半になってヴィーガン料理を小皿に少し食べれば満足なわたし。共生するのがたまに面倒になるものだ。
最近知り合った日本人の友人と日本人の営むフランス料理屋へ行った。パンからカフェに添えられたクッキーまで全てが自家製。この辺りではメニューにMaison(自家製)なんてわざわざ書かれてることが多々ある。ラザーニャメゾンとか、ニョッキメゾンとか。そういうの見るとそれくらいメゾン当たり前じゃないの?って思うけど、外注で買ってたりするの出してるだけっていう情熱感じないレストラン少なくない。さすが日本のスピリット。最初から最後まで仕事が繊細で美しくて美味しくて、オーナー夫妻と同国出身なのが誇らしかった。フランス人や他国からのツーリストにも大好評みたいだ。フランスでフランス人相手に日本人がフランス料理ふるまって褒められるってすごいね。うん、でもやっぱりすごい料理に情熱こもってるの感じたもの。