| 2024年03月23日(土) | この母子とカフェイン |
夫が入院中につき、息子と二人で小さな暮らしをしてる。やっぱり成人男性がひとり減ると食事の準備にかける時間はうんと減る。夜、アーユルベーダのポテトマサラを作ったら、息子が辛くて食べられないというので、わたしが食べ、代わりにごはんにふりかけをかけたら、それだけで3杯も食べた。食後にチョコレートを食べていて、残り2粒になり、
「食べていいよ、ママもうお腹いっぱい」
と言ったら、
「パパの分」
と手をつけず、自分の大事にしてた車のステッカーを貼って、明日パパに持っていってあげるんだという。チョコレート大好きなのに、本当に優しい子。
さて、最近食後にこの子が言う言葉は、"ママ、カフェ"。わたしの真似してるだけなのか、本当にカフェでお腹を落ち着かせたいのか。この子は生後3ヶ月の時におしゃぶりを自分で投げ捨て、生後6ヶ月の時にわたしの飲んでたカフェを飲ませろと催促し、一口だけあげたら、嬉しそうににやりとしたのだった。子供にカフェをあげるなんて！！！と悲鳴をあげる人はよくいるが（でも、そんな人も砂糖の入った飲み物やフルーツジュースは与えてたりする。。。それで砂糖中毒のようになって、アル中の大人は少なくない。わたしはそちらのほうが心配だ。我が家は全員食事中は水のみ、食後に砂糖の入らないカフェかお茶というスタイルだ。砂糖入りの飲み物は特別な時だけ）、母子共にカフェインとの関係性に何の問題も持っていないからあまり気にしていない。夜飲むと睡眠が浅くなるので、夕方以降は飲まない。飲みたくなったらデカ。フライト中はよく寝たいので、フライトの2日前からカフェイン断ちをする。ちょっと頭が痛くなるが、禁断症状などはない。なぜならカフェの味が好きで4歳から毎日欠かさず飲んできたというだけで、飲めるならデカでも全く構わないのだから。そして小さな息子は睡眠に関して、全く問題を持っていない。夜泣きをしたこともなく、夜は電気を消したら眠るという楽な子だ。一歳半の時日本へ行った。帰りのフライトの前もわたしはカフェイン断ちしていた。家族と別れ、ゲートまで来て、ほっと一息つき、カフェが欲しくなった。探してみたけどデカは売ってなかった。自動販売機で普通の缶コーヒーを買って、開けた途端、隣りにいた息子がぐびぐびと一気に飲み干してしまったのだった。そして彼は機内に入ってすぐ、アテンダントが取り付けてくれたベビーベッドに横になり、13時間ノンストップで眠り続けたのだった。これはさすがに面食らった。かなりの不安要素だった幼児連れのフライトだったのが、カフェインの入った缶コーヒーを1本飲んだ挙げ句あっさり眠ってくれたものだから、思いがけない休暇をもらったような気になってこちらの目が冴えてしまい、アテンダントにカフェをもらい、日本で買ってきた大好物のカステラを食べながら、映画を2本ゆっくり鑑賞するという最高のフライトとなったのだった。
先日買い物に行き、ボトルに入ったカフェオレを自分が飲みたくなったので、ロクちゃんにも好きな飲み物買っていいよと言ったら、彼もわたしと同じカフェを選ぶのだった。
「ねぇ、苺のスムージーでもバナナのスムージーでもいいんだよ」
と見せてみたが、いや、絶対カフェがいいと言うのだった。電車の中で開けるやいなや一気飲み、そしてうとうとと居眠りをはじめたのだった。
