My life as a cat
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2020年04月17日(金) ただ自然と共に生きてく

買い物帰りに見た光景。小さな白い花が咲く草っぱらでひと休み中のおじさんと犬。美しい絵ではないか。写真をぱしゃり。それからしばらく彼らを眺めてたら、色んなことが脳裏に浮かんで涙がでてきた。中国と同様フランスでも、コロナが動物から人間に感染するとかそんな情報を聞きつけて、ペットを捨てる人が多発してる。シェルターは受け入れきれなくて、結局外出禁止の免除項目に"ペットの里親になるため"というのが加わった。

最近気付いたこと。多分わたしがしたいのは「動物愛護」じゃない。人間の動物に対する傍若無人な行動を止めたい。同じことなのかな?リュカは部屋の中にハエが飛んでるのがダメで、見つけるとすごい勢いで捕まえに行く。クロちゃんと大人の男が一緒になって夢中でハエを捕まえようとしてる姿は滑稽だ。ついに手中に捕まえると、窓を開けて、外に放つ。一度、この光景を見た人がリュカに尋ねた。

「どうしてぴしゃりと殺してしまわないの?」

リュカはこう答えた。

「僕は自然には触りたくないから」

それだ。わたしが目指してるのはこういうこと。自然は自然の中で循環していけば自然とうまくいくんじゃないかって思う。人間も自然の一部で、人間が身勝手に自然を破壊して生態系を壊していったら、今度は人間が食糧難や疫病や精神の病で絶滅していくだけ、そうとも考えられる。でも人間は美しい海と山、動物たちと共生することだって選べるんだ。見てるだけで心が洗われるような新緑、叫びたくなるような壮大な花畑、優しい気持ちをくれる動物達。この世は美しいもので溢れてるのに、破滅の道を選ぶ必要なんてないじゃない。

こんなことを考えながら、家にたどり着いてクロちゃんを抱きしめた。


Michelina |MAIL