My life as a cat
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2018年12月06日(木) 吹く風は優しくて

年をとって少しだけ賢くなったと思えるのは、"落ち込む"ということにエネギーを費やしなくなったこと。若いころは希望に満ち溢れていて、全てがちゃんとうまくいくと信じてる。だからそうならないと落ち込む。でも何度も失敗して、期待を裏切られて、落ち込んで、と繰り返していくうちにふと気付く。そもそもなんで最初から成功すると思っていたのだろうと。低い山でも高い山でも登ってみればいい。落ちたらまた登ってみる。何度も落ちているうちに痛くない落ち方やより良い登り方を少しずつ見つける。いくつになってもうまくいかないことはいっぱいあるけど、今は落ち込むエネルギーを前に進もうとするエネルギーに転換できる。時には妥協しなければならなかったり、諦めなければならなかったり、どんなにしても達成できなかったり人生はそんなことで満ち溢れている。そしてその中で前に進もうとすることこそがどれだけ意義を持つのかとわかる。毎日やれることをやるだけ。わたしの心は平穏だ。

(写真:マルセイユで買ったプロヴァンス色の陶器とフィルがくれたサーディンのポプリ。ラヴェンダーの香り。これはフランス在住の日本人女性が作っているらしい)










Michelina |MAIL