My life as a cat
My life as a cat
DiaryINDEXpastwill


2017年05月06日(土) 2 ビジタービザの提出書類と記載方法

「申請書類チェックリスト」を大使館のウェブサイトからダウンロードする。このチェックリストの項目に沿って書類を集めていく。ここではわたしが提出したもののみ書く


1、申請書類チェックリスト(原本)
提出する書類の右側のボックスにチェックを入れて提出する

2、長期ビザ申請書 1部(原本)
大使館のウェブサイトよりダウンロードする
記載方法は次の項にて

3、証明写真 1枚
自分で用意した写真(白壁をバックに撮影した)をコンビニでプリントアウトして申請書に貼り付けた(サイズは35mmx45mm)。 ビザ用の写真は当日大使館で撮影されるのでこれは申請用の写真となる

3、パスポート(原本+コピー)
名前と写真が載ったページのみコピーを取る。パスポートは見開き2ページの余白が必要とされる。

4、ビザ申請料金 99ユーロ相当の日本円
大使館ではレートを毎月1日と16日に見直しているので申請日に適用される金額をチェックし、ぴったり用意していった。


その他の必要書類 

7、詳細を記した動機書(フリーフォーマット)(原本)

これがいちばん頭を捻らせ、苦労したもの。嘘は書かない。情報は足りていること。それでいて必要以上の情報は与えないこと。ビジタービザにおいて銀行の残高証明と並んで審査で一番判決を決める要素となるところなのではないだろうか。労働の意志がないこと、1年以上滞在の意志がないこと(希望していてもそれはここでは書かないほうがいいと思う。再度しかるべきビザを申請すればその際にそれは明らかになるのだから)、フランスでなければならない動機であること。これを念頭に置いて書き上げた。レターはフランスの通常のフォーマルレターの形式にした。

以下盛り込んだ内容
●子供の頃からフランス映画が好きで、その舞台をめぐりたいということ

●はじめて訪れたフランスで大きな刺激を受け、それ以来テレビの教育番組を見ながら独学でフランス語を勉強してきたということ

●交際相手(MON AMI)と一緒に住みたいということ

●ビザが下りたら住むことになる自然の豊かな地で毎朝ロング・ウォークを楽しみたいということ

●季節ごとの旬の野菜や果物を食し、四季を通して短期滞在では味わえないフランスを体験したいこと

英語で下書きをしたものをリュカ(交際相手)と彼の友人のその筋の知識のある人にフランス語に訳してもらった。それを更に仏→英翻訳にかけて書かれている内容が自分の意図と合致しているか確認して提出した。英語のままで提出というのも可なのだが、"MON AMI"という曖昧で突っ込みずらい表現を使いたかったので(英語では"Boy Friend"という決定的表現しか思い浮かばないし、"Partner"だったら何のパートナー?と聞きたくなるものね)敢えてフランス語にした。

8、フランス滞在中の日本における社会的立場を証明する書類

フランスにいる間は無職となり証明する書類はないので動機書と同形式のレターを書いた(リュカに協力してもらいフランス語で提出)。

内容は現在働いている会社名、住所、そこでの職務、退職時期。そして最後に"フランスに滞在中は無職の身である"と明記した。

9、労働しない旨の誓約書(原本)

NOM:名前 PRENOM:苗字 NE LE: 誕生日(日/月/年) A: 出生地 
これにサインして提出

10、経済証明
250万円以上あるゆうちょ銀行の残高証明書(英語表記、円建て)で提出した。ぎりぎりではなく余裕があるほうがいいだろうと、分散してあった貯蓄を集めて証明書を作った。

11、住居証明
これは住居提供者(わたしの場合はリュカ)に用意してもらったもの。
●賃貸契約書全ページのコピー

●1か月以内に発行された公共料金の領収書(インターネットの領収書のコピーが1か月以内であった。それと、ガスや水道などの国営のものの公共料金のほうがいいかと思ったが1か月以内のものがなかった。大使館に問い合わせると、1か月以上前のものでもいいので最新のものを持ってきて欲しいとのことだったので併せて提出

●住居提供者の身分証(IDカードとパスポートのコピーを提出)

●住居提供者のレター(わたしとの関係(これはわたしの動機書と同記載"MON AMI"で統一した)、無料で提供すること、提供期間を明記、直筆サインを入れ郵送してもらった)

12、フランス入国日から全滞在期間をカバーする、フランスで有効な医療保険証券(原本+コピー)

ドイツの会社でパリに支社を置くALLIANZの保険に加入した。日本の保険より格段に安く済む。補償内容は他のと比較していないが保険に頼ることを想定していないわたしとしては最低限でいいということでこれにした。契約のドキュメントは英文で、現地で病院などにかかった場合通訳はつかないようなので、英語またはフランス語ができる人のほうがいいと思う。ただ現地にジャパンデスクがあるので契約段階または保障の申請は日本語しかできなくても問題ない。加入してすぐにビザ取得のために英語またはフランス語で書かれた保険証書の原本の送付を頼んだ。パリから普通郵便で送られたこの書類はなんと3営業日でわたしの自宅に届いた。でも通常であれば1〜2週間見ておいたほうがいいと思う。
保険の開始日についてはフランス到着日ではなく、日本出発日にした(申請時にわかったことだが、ビザの開始日は保険の開始日に準じるので入国日より1日早くなるけど問題ないかと確認された。結局保険開始日とビザ開始日の両方を日本出発日としておけばよかったのだろう)。

16、移民局(OFII)提出用フォーム(原本)

これはこの通りに記載

パスポートの受け取り用に

B、郵便局で購入したレターパック510の差出人欄に自分の住所と名前を記載して提出。


以上。

どうしても解らないことは大使館に直接聞くのもありだと思う。返事をもらえないというのもよく聞いたのでわたしなりに回答が来るように工夫をして書いた。結果3日後に返事をもらえた。

●1度で済むように解らないところをまとめておき、最後に聞く

●文章は必要最低限にそぎ落とし、5行までとする

●タイトルにはずばり聞きたい要件を入れる

●予約の期日がせまっているので何日までに回答を欲しいと1週間後の日付を記載した

まぁ、会社で忙しいサブヴェンダーから回答を得るために工夫しているのと同じ方法をとったということだ。ただ一番重要なところは質問の答えが大使館のウェブサイト上に載っていないことだろう。


書類は5晩かけて5回見直した。2回やるともう間違っていないだろうと思い込みがちだが、わたしは5回目にして間違いを見つけた。英語版の申請フォームの"EMPLOYER"の箇所だ。"雇用主"の連絡先を書かなければならないのに、勘違いして、職場の自分の電話番号とメールアドレスを記載していたのだった。会社の代表電話番号と上司のメールアドレスを書き直した。

最後に全ての書類をコピーする。大使館のウェブサイトに少なくとも全ての書類につきコピーを1部を用意することと書いてある。わたしは2部取っておいた。提出用、何かあった時のバックアップ用、更に現地のイミグレーションや滞在許可証申請の時に必要になるかもしれないので、その時のために。

*フランスのビジタービザの申請もくじへ*


Michelina |MAIL