My life as a cat
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2017年04月10日(月) 小豆島 − 渡し船、うどん、明石海峡大橋

宿の主人に教わったとおり二十四の瞳映画村から渡し船に乗ることにした。船乗り場へ行くと看板がありただ携帯電話の番号が書かれている。かけるとおじさんが出た。船に乗りたいというとひとこと、

「15分後に着きます」

とだけで切られてしまった。定期的ではなく、タクシーのように呼べば来るらしい。この島の至るところに売っている醤油やオリーブなんかを入れたソフトクリームを舐め舐め待っていると、向こう側からぷかぷかと現れた。オリーブ公園まで10分。小さな小舟で渡った。1人500円なり。リーズナブル。とてもよかった。




コーヒーを買い、オリーブ公園の芝生に横たわり、宿へ戻るためのバスを待った。



宿へ戻ると娘さんが作ったというオレンジピールの砂糖漬けを持たせてくれて、主人が車でフェリー乗り場まで送ってくれるという。お父さん、お母さんのような親しみの沸く良い人々だった。島の人が本当に「二十四の瞳」の映画のような口調で話すのも感動だった。大学のないこの島では高校を出ると若者が他所へ行ってもうなかなか帰ってこず、人口は年々減少し、高齢化しているそうだ。主人は小豆島出身で倉敷などへ出て行ったことがあるけど、やっぱりここがいちばんええね、と言っていた。

ついでに、とフェリー乗り場からほんの少し坂を上がったところにある北野武とヤノベケンジの合作でこの島に贈られた作品を見に連れて行ってくれた。主人は北野武が島に来たことを本当に嬉しそうに語っていた。


「オーラがもう全然ちごたわ」



ジャンボフェリーが迎えに来た。神戸へ帰る。



香川へ来たというのに、うどんを食べずに帰れない。帰りのフェリーにてやっとありついた。汁がやっぱり関西風の出汁味。これはとても美味しかった。こちらの人が関東の醤油ぼてぼてが食べられないというのよくわかった。それにしてもいい眺め。



世界最長の吊り橋、明石海峡大橋をくぐった。



Michelina |MAIL