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2014年10月24日(金) |
Rome was not built in a day |
冬の間に何度も失敗した天然酵母のパン。培養に時間がかかるから失敗と解っても潔く捨てることもできず、パンケーキなどにしてなんとか食べた。わたしの気持ちが乗り移ったようなあの酸っぱいパンケーキの味は切なかった。
失敗を重ねてようやく得たコツは、捏ね上げ温度さえちゃんと20〜25度にしておけば、あとはそう気を使わなくてもいいということ。寒い日はフライパンに生ぬるいお湯を入れて、そこにボールを浸して捏ねる。温度計を刺してチェック。出来れば30分くらいは温かいところに置いて、あとは冷蔵庫でも常温(30度以下)でも待ちさえすれば膨らむ。酵母液からストレートでパンを焼くのは上級と言われているけど、これさえ守れば失敗しない。
小さな事でも、失敗から導き出した成功の味はなんと有難く感じられることか。よぉくよぉく噛みしめて味わっている(でないと、呑み込めないという理由もある)。
(写真:黒ゴマとレッドチェダーチーズのライ麦入りカンパーニュ)