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2014年05月03日(土) |
重慶大厦から始まった香港の旅 |
同僚A・B・C・Aの妻という奇妙なメンバーで香港にやってきた。一応は一緒にやってきたものの、日中は自由行動、夕飯だけ集合してみんなで美味しいものを食べようという企画。この旅行にはあれこれと諸事情があり、わたしはホテル代をかなり節約したのだった。夜はみんなで遊び歩くのだろうし、ホテルに戻って寝るだけだからどこでもいいやと軽く考えて、大好きな映画″恋する惑星″が撮影された重慶大厦(Chungking Mansion)に予約を入れたのだが、これがのちのちこの旅の運命を大きく左右することとなった。
飛行機は中国東方航空。かなり疑っていたのだが、同僚Aは何度か乗っているというので一旦は信頼したものの、当日成田で古めかしい雰囲気の飛行機を見て、嫌な予感がしてきた。機内も嫌な予感がむんむん。中国臭が既に漂っているし(実際匂う)、シンガポール航空やマレーシア航空を頻繁に使う身としては、アテンダントがアジアの航空会社とは思えぬ見た目とガサツさだ(たまに可愛くておっとりした気立ての良い女の子とかいるので言い切るのは悪いが)。何より英語がいまいちできていない。″ベ〜ジタボー″とヘンテコな発音の英語と共にわたしの特別食がやってきた。国際線のフライトアテンダントの英語がいまいちということは・・・もうこの先は英語が通じることはないのだろうと腹をくくった。
香港に到着して、まずはオクトパスカード(Suicaのようなものだが面白いのはチャージがマイナスでもゲートを通れてしまうこと=デポジット分借金ができる)を購入。早速空港エクスプレス(快適)に乗り、メトロに乗り継いでホテルを目指した。天気が悪く霞がかっていて、周囲がよく見えない。日本の鉄道とそう変わらない香港の鉄道に乗り、香港一の繁華街チムサチョイまでやってきて、駅を降りてすぐのホテルの入口まできて初めて、なんだかしつこい客引きのような浅黒い人々が多いなぁと感想を持ったが、まぁ、ホテルの中に入ればどうってことないんだろうと振り切ってエレベーターを上がっていく。その時はまだこの宿を甘く見ていて、これから起こることを知る由もなかった(つづく)。