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二日前、農園のスイカの葉の下に3匹の野うさぎが産み落とされているのを発見した。ビアトリクス・ポターの描くピーターラビットと同じ鳶色一色のやつ。スイカはカラスに盗られないようにネットをかけてあったので、安全と思ってお母さんうさぎがその下に産み落としたのでしょう。賢い。うさぎも増えれば農園に被害をもたらすのでしょうけど、趣味でやってるここの主は呑気なもので、
「うさぎはいい人間が解るんだ」
と得意気で、暑かろうと、傘を立てかけてあげたりしていた。
その日に激しい夕立があって翌朝にはもうみんな姿を消していた。農園は人間がうろうろと歩き回っているし、危険を察知してお母さんが3匹を連れて引っ越したのでしょう。野良猫もいるし、弱肉強食の世界で逃げ足を鍛えて育っていくのでしょう。
ほんの一瞬のふれあいだったが、この出来事はこの野うさぎを見た人々に野生動物との共生について考える時間をもたらした。オフィスに戻り、あぁだこうだと色んな意見が飛び交った。ほんの一瞬の出来事が必ずしも小さな出来事とは限らないのだ。
日記のタイトルに一期一会。。。とタイプして、ふと何の気なしに日頃使っているこの言葉の明確な意味が知りたくて、googleしてみた。なんと美しい思想なのでしょうか。
一期一会(いちごいちえ)とは、茶道に由来することわざ。『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』と言う意味の、千利休の茶道の筆頭の心得である。平たく言えば、これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい、ということである。- Wikipediaより