My life as a cat
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2013年04月03日(水) 朝・昼・夜がある理由

夜な夜なちびちびとベッドの中で佐藤伝さんの「夜の習慣」を読んでいる。集中して読めば1時間もあれば読破してしまうような、字が大きくて、簡潔な言葉だけで書かれた本だが、ゆっくりゆっくりかみ締めながら、夜のありかたをしみじみと考えたりして、何日もかけて読んでいる。
「宇宙はうまくいくようにできている」
という著者の言葉どおり、朝と昼の光と夜の闇に、それぞれの役割があって、ちゃんとそれに準じて生活することことこそが、気持ちよく生きるコツなのでしょうね。わたしも年を重ねるに連れて「朝に目が覚めること」や「一日を平穏にやり遂げて眠りにつくこと」に感謝できるようになった。命の儚さを知るにつれ、それは"当たり前"ではないのだと解る。そうやって感謝の心が持てるようになると、やっぱり自分は運の良い幸せものだと思えるようになる。人間だから悩みから解放されるなんてことはない。一生悩んで生きるんだろう。でもそう簡単に心が折れたりしない。宇宙のリズムに乗って暮らしていれば、ほんのちょっとやそっとのことでは折れない強い精神が培われるのでしょうね。

この本に書かれていることで、もう自然と実践できていることもあるけれど、改めて意識してみると、自己改善に繋がりそうなことも多々ある。例えばこれ。

−不安要素について考えるリスク管理は、日中、お日様の光のもとでやりましょう。夜の闇は、苦しむためにあるのではなく、一人静かに「自分時間」を楽しむためにあるのです−

きっと夜が暗闇なのは、一日働いて、考えて、悩んで、疲れた体と脳をゆっくり休めるためなのでしょう。あたたかい暗闇にしっぽりと身を包まれて、素敵な明日のためにじっと目を瞑って良い事に思いを馳せて過ごすものなのでしょう。昨日は一日中雨降りだったから、夜寝る前に、
「漆黒の夜空に満点の星と月が輝いているような夢をみたい」
と願って眠りについた。結局、見た夢はアイスクリーム屋さんで働いてる夢だったけれど、やっぱり寝る前に素敵なことを願っていると目覚めも気持ちがいいものだ。


Michelina |MAIL