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2012年11月25日(日) |
Before sunsetの街でBofore sunriseな展開!? |
のみの市の屋台で食べ物を買って立ち食いしていたら、そこで同じように立ち食いしていたイーサン・ホーク似の男の子が話しかけてきた。ローマから友達を訪ねてパリに来たのだが、日中はひとりで観光をしているのだという。とても感じのよい男の子で気付いたら1時間近く立ち話をしていた。わたしはまったくもってジュリー・デルピーではないが、相手がイーサン・ホークなだけに映画Before sunrise/Before sunsetが思い出された。ヨーロッパを一人旅しているアメリカ人のイーサンとフランスからおじいちゃんのお墓参りにきたジュりーが長距離電車の中で出会い、ほんのひとときオーストリアでの観光を共にして、お互いに余韻を残して、半年後にここで会おうと約束して別れるのだ。これが"Bofore sunrise"。
続編の"Before sunset"では舞台がパリに移る。結局ふたりは約束の場所で会えなかったのだが、それからだいぶ経ち、作家になったイーサンが仕事で訪れたパリで再会を果たすのだ。
と、ここまで書いておいてなんだが、わたしは自分のプランを遂行するべく、結局"この後写真展に行く予定なのだが、よかったら一緒にどう?"という彼の誘いを断ってしまった。しかし、相手は"もし話し相手が欲しくなったら・・・"と連絡先を渡してくれた。
不思議なことに、それじゃぁまた、と歩き出して数分もたたないうちにまた話したい気分になった。彼がもろタイプだったとかそんなんではないけど、とにかく話していて心地よかったのだろう。このあたりが映画と同じだ。別れてすぐだったが電話をしてみることにした。相手は苦笑していたが、夜は友達と約束してるのだが一緒にこないか、と誘ってくれた。
映画のような展開にはならなかったが、この夜は彼とパリに住む彼の友人とそのパリジェンヌのガールフレンドとピッツェリアでワインをあけて非常に愉快な夜となったのでした。
(写真:芸術家達が集ったモンマルトルのカフェ"Le Consulat")