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2012年06月24日(日) |
ネガティブな過去の取扱い方 |
この年で独身だと、さすがに言い寄ってくる男性がバツイチだったりというパターンもでてくる。結婚は一生に一度でありたいと願うあまりに、相手選びに力が入りすぎて、一度どころか未婚で人生終わるかもしれないというありさまではあるにしろ、一人の人間と関係を保っていく難しさは経験から知っている。内館牧子さんが、
″結婚して一生添い遂げることができるなんて人はエリートよ″
と言ったが、わたしは相当なエリートか相当無頓着な人にしか出来ない技だと思っている。ともあれわたしに結婚歴がないので相手もそのほうがベターだと思いながらも、バツイチは絶対に嫌だというわけではない。しかし!わたしはそういう男性にアプローチされたら、すぐに離婚した理由を聞いてみる。その答えをあたかも相手だけに問題があったように答える人はもう見込みがないと見なしてしまう。自分が選んで誓った相手という自覚が全くないのだ。
またこんな人もいた。以前出合ったこの男性、若くして奥さんに先立たれた男やもめ。イギリス人で背も高くてルックスもなかなか。悪い人ではなさそう。でも、奥さんを亡くしたくらいまでは、あぁかわいそうにと思って聞いていたわたしも、それに続いて、子供の頃母を亡くし、3年前に父を亡くし、1年前に犬を亡くし。。。なんて聞いてドンビキ。わたしもこの人とつきあったら死んじゃうんじゃないかという悪い予感すらしてきてそれ以来会わなかった。
この出来事でわたしが学んだことは、
「ネガティブな過去の話は初対面でするべからず」
ということ。そういう話を初対面で持ち出す人はマジメで誠実な人が多いのだと思う。だからこそ、相手に今の自分を形成する材料だった過去の話までちゃんと伝えようとするのかもしれないけれど、聞く相手がその人のイメージというものをまだ掴んでいない段階で聞けば、その人の第一印象は″暗い過去を背負った人″のような陰鬱なものになってしまいかねない。だから最初は明るくて楽しいことばかり話したほうがいいでしょう。それでぐんと距離が近くなって充分楽しい時間を過ごしてから、どうしても相手に過去から自分を知って欲しいのであれば、打ち明けてもいいでしょう。わたしもマジメで誠実だから(笑)、こういう傾向はあるんだよな。気をつけようと我が身につまされた。
あっ、でも離婚歴とかを最初のデートで伝えない人はただの不誠実だと思うな。
(写真:きっちりレシピに沿ってきのこリゾットを作ったら美味しかった〜。ちなみにこのワインはフランスでよく売れてるらしいけど、あっさりしすぎでタイプじゃないなぁ。。。)