My life as a cat DiaryINDEX|past|will
どんなに酔っていようと、いい大人が食べ物を粗末にして悪ふざけするということがわたしには絶対に受け入れられない。わたしも妹も子供の頃から食べ物を投げたりして遊んだことは一度もないけれど、もしそんなことをしたら母は絶対に叱りつけたでしょう。昨夜、乗り気のしない社内の飲み会へほんの一杯愛想のつもりで顔を出したら、すでに酔っていた同僚の数人が食べ物をビールの中に入れて一揆飲みしたりという悪ふざけをしていたのだ。そしてもっとショックを受けたのはそれを見ているオーディエンスが全く不快な顔をしていないことだった。ひとりひとりの顔をまじまじと見てしまった。みんなただ笑って見ていた。わたしの勤務する会社は世間的には名の通ったそこそこの地位を保っていて、彼らはそこの社員だ。ちゃんとした学歴があって、ちゃんとした職があって、自分を自分で、あるいは家族をも養える人々だ。それが、誰ひとりとしてこのあまりにも行儀の悪い幼稚園児のような立ち振る舞いを不快に思わないのだろうか。中には子供のいる人もいる。子供にはどんな教育をしているのだろうか。この国の食料自給率の低さとかそういった理論で話しているのではない。実際はわたし達がどんなに食料を大切にしようと感謝しようと、飢えて死んでいく人々を救えるわけではない。けれど、食料がなければ生きてはいけないのだ。もっとおなかを満たせる尊さを知るべきでしょう。わたしは本当に文字通り″一杯″ウーロン茶を飲み干してその場を去った。
Michelina
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