My life as a cat DiaryINDEX|past|will
3月の地震以来、筆不精のJからのメールが増えた。安否の確認だったり、物資が不足していないかの心配だったり。でも今日のメールは少し違った。パースは例年にない厳しい寒さの冬を迎えていて、君がいてくれたらもっと温かいのにとか、中国に出張に行って君に少し近くなったとか、また君を旅行に連れ出したいとか。。。。いつもはこんなんじゃなくて、出張先の町や人々、その暮らしや休日の過ごし方の話など本当に他愛ない話題ばかりなのに、何があったのか、今日届いたメールにはわたしが恋しくて会いたいのだということが切々と書かれていた。そして最後に今の職場に韓国関連の仕事があったからアプライしたんだ、これが通れば韓国で働いて日本にいつでもひとっ飛び、だとも。去年の8月にパースの空港で手を振って以来、もう会うこともないだろうと思っていたのに、また会うようなことがあるのだろうか。密かな期待とダミアンを欺いているようなやましい気持ちで胸が震えた。ダミアンと付き合うようになって以来、はっきりと別の人がいるなどと告げないまでも友達以上を思わせるようなことは一切書かなかったけれど、そこから何も読み取らないのがオージーの典型だろう。ダミアンにもぷっつりと断つことの出来ない複雑な思いの絡んだ関係のひとつやふたつあるのだろうか。今日、わたしと同年代の同僚が二度目の離婚をすると聞いた。彼は頭も良いし、見た目も良いし、人当たりも良いから女の子を落とすのなどいつも朝飯前だ。会社の内線で話しているだけで、お互い顔も知らない支社の女の子を名前と声が可愛いというだけで食事に誘ったという武勇伝もあるくらい。(もっと驚いたのは相手がOkしたことだが)一度目の離婚は何があったのか知らないが、二度目の結婚はこのまま言い訳がつく程度のそこそこの火遊びを他の相手として淡々と退屈にやりすごしていくかのように見えたが、何があったのか突然離婚を決めたらしい。職場には結婚を切望しているにもかかわらず一度たりとも結婚できていない男女が沢山いるのだから、二度も結婚して離婚してしまう彼はすごいといえばすごい。
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