My life as a cat DiaryINDEX|past|will
残業して作り上げたドキュメントは、翌朝読みかえすと、真夜中のいかれた頭で書いたラブレターのごとく壊れていた。お金は貯まらないというのに、仕事だけはたんまり貯まっている。料理をする気も失せてランチは社員食堂へ食べに行くことが増えている。安くて美味しくてメニューも豊富、雰囲気が落ち着かないという以外はとても良い。朝にメニューをチェックして食べる物を決めたら12時ぴったりに短距離走の選手のごとく勢いよくオフィスを飛び出し、食べたい物の前に一目散に並ぶ。一日のうちでわたしが一番生まれ持った才能を発揮する時である。食べ物のこととなるとわたしの足はチーター並みによく働く。もりもりと食べて膨らんだおなかをさすりながらのろのろとオフィスに戻りはじめる頃、20代のナメクジ・ボーイズ達が入れ替わりのろのろとやってくる。遅すぎて余り物を食べる以外に選択肢がない。しかし、そんなことは彼らにはどうでもいい。"おなかにいれときゃ何でもいいやぁ"、果ては"食べても食べなくてもいいやぁ"くらいの間抜けな顔つきで歩き、また余り物をおいしいんだがまずいんだかわからない顔つきでただおなかに詰めている。わたしは野菜しか食べない肉食女子で、彼らは肉を食べる草食男子である。しかしあんな精気のない動物など食う気も起こらない。わたしは血まみれになっても共食いを試みたいところだ。そうダミアンに話すと、
|