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4ヶ月ぶりの定期検査の結果が届いた。至って正常なので次の検査は半年後でいい、と書かれていた。誰よりもこれを喜んでくれたのは意外にもマーヴだった。いつも楽観して取り合わないふうだったのに、本当は自分の体にはない器官がどんな風に悪いのか想像もつかず、ただただ恐れていたのかもしれない。
"I knew! I knew that! You see? "
と何度も何度も繰り返して、それは落ち着きのなかった自分の胸をさすって言い聞かせているようだった。
医者を慎重に選んだ甲斐はあったと思う。母の知人はわたしの以前の主治医にかかっていて、不正出血とめまいが酷いと訴え続けたのに子宮筋腫だと診断され続け何年も経って、やはりおかしい、と大きな病院へ行ったら子宮癌で手遅れ。温存できず、子宮も卵巣も全摘出してしまったらしい。生きていてよかったけど、まだ安心はできない。
今日で退社。同僚達がプリンを買ってきてくれて、みんなで3時のおやつにいただいた。人間に恵まれていた。上司も同僚もみんな本当にイノセントでまっすぐ。平穏な日々を送れたことにただ感謝。職場の立地も環境も申し分なかった。ただ仕事が現状の能力維持のようで歯痒かった。マーヴのことで転んでしまったような気がして躍起になっているだけかもしれないけど、息切れするような仕事がしたい。ゲイトまで送ってくれた同僚達との別れが辛かった。こんな思いをして選択したことなのだからエグザムには絶対パスしなければね。