My life as a cat DiaryINDEX|past|will
いつもどおりのジム・ジャームッシュの歩調でてくてくと進む映画だった。先日、"夢や意志がなくぽっかり口を空けて時間をやり過す人が先進国には多い"などと書いたが、ビル・マーレー演じるドンは正にそんな人間だった。コンピュータービジネスで成功してお金は得たけれど、コンピューターが好きだった訳ではない。若い頃はドンファンだったけれど、これといって記憶に残るような恋愛をしてこなかったのだろう。ある日届いた手紙で息子がいたことを知っても全く心当たりがないといった様子。おせっかいな隣人に背中を押され、また意志もなく過去の女にひとりひとり会いに行き、息子を探す旅に出るといったストーリー。Broken flowersとかけたのか、「過去の女」のひとりはシャロン・ストーンなのだが、娘役が脱いでしまい、シャロンは
Michelina
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