My life as a cat
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2005年08月20日(土) 合羽橋・浅草

おやつの時間にくれあさんと田原町で待ち合わせ。降りたことのない駅で降りるのはわくわくする。地下鉄の駅の構内から地上に登った途端に鼻に着く焼きそばの香ばしい匂いに思わず「ひとつください!」と言いそうになる。下町の香りぷんぷん。

業務用に買う人が仕入れにくるから安いという陶器やキッチングッズ、ガイジンが絶対喜ぶ日本にしかないであろう、「レストランの前にある食べ物の見本のオブジェクト」を眺めて歩く。日本人って真顔でこういうもの作るのが面白い。

途中のカフェでほどよいボリュームの和風パフェをつつきながらコーヒーを啜り、わたしの勤めている会社のインチキさや、くれあさんの働いていた頃に遭遇したちょっぴり奇異な人の話などをする。

そして浅草方面へゆっくり歩く。日本の夏の日暮れ時ってどうしてこんなに趣があるんだろう。目をつぶっても匂いや湿度や風鈴の音で自分が日本にいることがわかりそう。みやげ物屋をひやかしてお参りをして軽く一杯飲むことに。

適当に入った「母ちゃんの店」は客に媚びないおばちゃんがオーダーを取りに来たかと思えば、はじめから何をオーダーするか予測していたのではないかと思う程素早く出てくる。笑えるようなボリュームの料理に、豪快にあふれんばかりに注がれる酒、、、すっかり楽しくなってしまった。そして物価が安い。母ちゃん、ごちそうさま。


Michelina |MAIL