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2005年08月18日(木) |
病気にならない生き方 |
米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科の新谷弘実教授の著書病気にならない生き方を熟読。どれも目からうろこ、大いに納得できる論理ばかり。それを証拠に著者のアドバイスに従って食事から生活習慣を改善した元がん患者が病気を再発させたことは一度もないという。
新谷論では全ての薬は基本的に「毒」だという。わたしはまだこんな医者に会ったことがない。化学薬品にはもう痛くていても立ってもいられないという患者を一時的に楽にしてあげるメリットはあるけれど、それは本当に「一時だけ」。根本から治してくれるのは自然治癒力を高めることや、生活習慣を見直すことでしかない。
そして動物性食品が人間と相性が良くない理由。そのうちの一つは単純に人間より体温の高い家畜の肉を人間が食べるとその脂を人間の低い熱では溶かせないので体内にこびりついてしまうからだという。そしてミルクが良くないわけ。人間用に処理された牛乳を子牛に与えると子牛は3日くらいで死んでしまうという。理由も詳しく書かれている。
わたしは動物性のものはあまり摂らなくてほぼ著者のいう「病気にならない生き方」をしていると思うがひとつ驚いたのは市販の「油」があまり良くないということ。わたしはベジタリアンだからと食事に結構油を注いでしまったりしていたのだ。良くない理由というのも納得のいくものだったので今後油を減らすことを心がけよう。
日本は世界一の長寿国と言っても病気のまま生きている人が多いだけだと言う。長生きすることを強く望んでいるわけではないが、少なくとも生きているうちに病気で苦しみたくないと思う。若い今のうちから食生活はしっかりしたいものだ。
お得なハッピー・セットを食べ続けて今得をしても、将来医療費が嵩んだら一生分にしてお得なんかじゃない。そこに痛みも伴うのだからむしろ損をしている。今は健康で、健康でいることに興味がない若者とテレビの「健康法」に踊らされている主婦におすすめしたい一冊。