My life as a cat
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2005年06月08日(水) Sky Restaurantに舞う夢

ランチは課長がこっそり作ってくれた忘れ去られた地の果てのように静かな"Sky Restaurant"(倉庫の窓際に余った椅子とテーブルを並べただけ。でも立地がいいので景色だけは最高。)でぼんやり東京の街と空を眺めつつ摂っている。このSky Restaurantの客はなかなか面白い。営業の男性陣は元気よく外に飛び出していって仕事の話をしつつ食べているからまずここにはこない。ここに来るのは派遣社員の男の子達。彼らは大抵大きな夢を持って一応の生活のために働いているに過ぎないのでランチタイムは貴重な学習時間。邪魔をしてはいけないと遠慮しながらもあまりにも難しそうなことをやっているとつい聞いてしまう。はずかしがって教えてくれない人もいれば、楽しそうに話す人もいる。

でもいずれも見ているだけでワクワクする。彼らはきっと今は本望でない仕事をしているけれど少なくとも一流大学卒業→一流企業に就職→そこで出世というようなお約束の道は歩まない。このお約束の道こそ本望という人はそれで幸せなことだろうけれど、実際は希望を持ってその道を歩んでいる人というのはなかなか見ない。日本人は沢山夢を持ってそれを選択できる自由な環境に恵まれているのにも関わらず希望や夢よりも忙しい日々の生活や早い社会の流れに心や感覚が忙殺されてしまったり流されてしまったりする人が多くてもったいない。

別名「ショムニ」とも言われてしまっているこのRestaurantには実は夢や希望が溢れている。


Michelina |MAIL