My life as a cat
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2005年02月04日(金) 韓国人

石焼きビビンパップを持って友達の韓国人が住むシェアハウスに遊びにいった。オーナーの男の子は日本語がわかるので日本のテレビ番組のビデオを沢山持っていてそれを見ながらみんなで夕飯を食べた。メンバーはコリアンの男の子2人と日本人の女の子3人、アジアンルッキングが5人で日本のコメディ番組を観ているともうこの空間だけは「日本」だった。

わたしの石焼きビビンパップ(ビビン=Mixed、パップ=Riceという意味なのだそうだ)はバクテリアがちょっと恐いので生の卵黄を乗せずに代わりに普通の目玉焼きをのせてしまうので、「これはビビンパップじゃない!」と言われたらどうしようと思いながら恐る恐る出したのだが、大丈夫だったようだ。かき混ぜるのはコリアンの役目なのだが、この時にけっこう大量のゴマ油をかけていた。これが美味しくする秘訣なのだろうか。ソウルへ行った時に普通の食堂で食べるビビンパップがすごく美味しくて、自分でトライしてもなかなかその味を再現することができない。彼が美味しいと言ってくれたので「オモニ(お母さん)のとどっちが美味しい?」と聞いたら「オモニ」と即答された。

それからあれこれと喋ってお開きになった時には夜中の1時を廻っていた。地理的に近い韓国も聞けば聞くほど遠いように感じる。恋愛に対する表現方法があまりにも純朴なところがありつつ、ある日突然どこまでも残忍にすることもできて、男尊女卑はまだ根付いているようだし、縦の人間関係などは非常にシビアで裏切ることは命取り。彼ら2人を見ていても、どんなに打ち解けていたって人生の先輩、後輩の関係は常に崩されることはなく、年下の者は常に上の者に対して礼儀正しい。以前わたしはある年下のコリアンボーイに"You are so sweet"と言ったら彼は顔を赤らめて俯いていたのだけれど、彼より年下の女の子が同じことをいうと、"You can't say that"と注意していた。でも彼女は今時の日本人ギャルなので全く意に介せず、「いいじゃん、褒めてあげてるんだから。そういうときは素直に喜べばいいの!」と注意し返して相手を黙らせたのだが(笑)。

オーナーの男の子が本命の日本人GFにふられた話を聞いていたら「そんなに奥手じゃふられるさっ」と笑ってしまったが、この一種の純粋さや芯の強さや熱さが今の日本では忘れかけられたものでそれゆえに韓国俳優ブームがあるのだろうなと納得した。


Michelina |MAIL