My life as a cat
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2004年12月13日(月) 野生の町

わたしの住んでいるところは人に「なかなか良いところに住んでますね」と言われるようなところで、特徴としてはシティまでバスで15分、スワン・リバーに面している、白人が多い静かで治安の良い庶民的な住宅地。「なかなか良いところ」と言ったって東京のそれとは全然違う。田舎の中の「良いところ」。午後3時頃に近所のスーパーマーケットまで歩いていると猫達は日陰で死体のように伸びて寝ている。1年中夏休みといった雰囲気の子供達は自転車にまたがり奇声をあげながら前から全力疾走してくる。大人だって裸足で近所を歩いている。男の人はシャツも着ず、半裸族のように庭でうろうろしている。ここはまだ人間が野性的なのが好き。

ふと価値観が都会化されすぎた日本社会を思う。日本ではたまにサラリーマンのような疲れた表情の子供を目にする。親の受験戦争などという殺伐としたところに無理やり放り込まれるような子供は可愛そうだ。20年前にでた大学名を自慢するおじさんも。立派な肩書きと会社名の入った名刺以外に自分の素晴らしさをアッピールする道具を持たない人間も。

陽が傾き始める頃、風も涼しくなってきたのでわたしもサイクリングに繰り出した。うちから坂をビューンと下ってすぐに川沿いのサイクルパスへ入る。スワン・リバーに沈みかける夕陽は素晴らしい!水辺にはペリカンがプカプカと気持ち良さそうに浮いている。何度見ても見るたびにパースの空や夕陽や自然に感動してしまう。


Michelina |MAIL