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もらったチケットで英語のクラスに行ってきた。受付でアポイントメントをとると「先生は今日遅れるみたい」と言われた。そして少し遅れて先生の登場。「ごめん、昨日飲みすぎちゃって」などと言っている。パースだな、ここは。
ティーチャーのジェフは一見ちょっとふざけた人だが日本語検定1級を取り(それが入学の条件)、日本の大学を普通の日本人と同じように出たという優秀な人。どうやって日本語を習得したかというと奥地の和食レストランの厨房で日本人と共に3年間英語を使わずに働き続けたんだそうだ。もちろん少しは机の上に教科書を広げての勉強もあったそうだが、殆どは日本人と喋り続けて習得したという。
1限目はわたし一人だけだったので「何やりたい?」と聞かれて、う〜ん、、、、アカデミックなのより、もっと使えるものをとリクエストした。例えば"That's life"は「しょうがないよ」という意味だけれど、これを"That's the way cookie crambles"なんて言い方も出来る。クッキークランブルスはもうどうにも扱えないからというような意味でそうなるのだそう。一段落ついたところで「そういえば昨日やったことで解からないところがあって、、、」と言って質問したら「あぁそれさぁ、TOEICとか受ける予定がないなら忘れていいよ。だってこんなの誰も使わないよ」と言われた。やっぱりそんなものなのか。日本でひとつの目安とされている英語のスキルをつけることは文章を書いたり本を読んだりするところでは役立っているけれど、教育課程でもうちょっと海外でいきなり使えるようなものを教えたらいいのにと思う。子供だってしゃべるようになってから小学校へ言って字を書いたりするのに。先生にそんなことを言ったら「その通りだね。僕は日本の色々な高校に行ってそこで感じたことは先生が英語喋れないんだよね。だから生徒に教えられないでしょ。それに彼らが教えてるのは僕らのおばあちゃんくらいの世代が使う古い英語だよ。最近はそんなに使わない表現ばかり教えてるよ。」ということだった。そういえばわたしが英語を教わった先生も海外で生の英語に触れて暮らしたことがあるとかそんな人ではなかったなぁ。そういうことが簡単に出来るような時代じゃなかったのだろうけれど。