DiaryINDEX|
past|
will
以前パースのある大学の中の語学学校に2ヶ月ほど通った。学校が始まって一週間も経たない時、バス停でたまたま会ったクラスメイトのアブデュ(from サウジアラビア)と喋っていた。その時に彼が27才で独身だということを聞いた。"一人でシティに行く"と言うと"May I help you?"と言うので、"No thanks it's ok"と答えた。バスに乗ってからもしつこく同じことを言ってくるので"変な人"と思っていた。
そして次の日からアブデュの攻撃が始まった。まずは熱い熱いラブレター攻撃。全くタイプではないので断ろうと思っていたが、その間にも彼の積極的なアプローチはエスカレートする。授業は2人1組とか4人1組とかになってやることが多いのだが、わたしのパートナーはいつも彼。アクセントが強すぎて理解に苦しむみ、彼はいつもわたしに色々教えてくれるのだけれど9割型は間違いで、しかもネイティブの先生にまで英語を教えてしまうというおかしな人だった。そのうちパートナーを組んで授業中にまで机の下でラブレターを渡してくるようになった。困ったなぁと思い、わたしの意志を伝えると怒り出してしまう。でも彼は諦めない様子で熱い思いを伝えてきてはわたしが断り、彼が怒り出し、、、を繰り返した後、もう彼とは話さなくなってしまった。
しばらくして、同じクラスの男の子達が「アブデュは40歳で4人の妻が居て、それぞれの妻との間に一人当たり4人の子供がいるから計16人」なんて話してるのを聞いた。わたしが"え?わたしは27歳で独身って聞いたよ"と言うと男の子達は笑い転げ"騙されたんだよ。あんなふけ顔の27歳いるか?"なんて言う。確かに、、。彼は女性にはそう嘘をついていたようだ。サウジアラビアは4人まで妻を持てるようなのだが、4人妻が居ながらわたしにアプローチしてきたってことは、、、わたしが承諾したら愛人となるのだろうか?不思議な人だ。
今日、中東系の人とすれ違って不意にこんな話を思い出したのだ。
(写真:その頃Water fordに住んでいた)