My life as a cat
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2003年05月18日(日) オーストラリアのヒキガエル

テレビで毒をもつヒキガエル"Cane Toad"のドキュメンタリーがやっていた。このカエルは1930年代に悪い虫を食べてもらう為にAUST政府がベネズエラから持ち込んだそうなのだが、これが増えすぎて問題になっている。虫どころかトカゲなどの小動物も食べてしまうし、おまけに毒をもっているからこのカエルを食べる蛇なども共倒れ。しかも相手はカエル。たった一匹のメスのCane toadが1ヶ月に産む卵なんと40000個。ネイティブ・アニマルスを守ることに力を入れるAUSTもさすがにこれは増える一方で手に負えないようだ。肝心なところどんな手が打たれてるのかというところをわたしは知りたかったのだけれど、話し手は「政府が卵処分の為に***ドル補助してくれてるよ。・・・・な〜んていうのは嘘だけどね」なんて冗談を言って終ってしまった。どうなってるの!

ドイツのある地域などではヒキガエルは絶滅の危機でカエルを守るために道路を夜間車両通行止めにしたりカエルの生息する地域にフェンスを張ったりしてカエルをプロテクトしているのに、所変わればでここでは駆除の対象。カエルに限らず、人間の勝手で持ち込まれて増えすぎて酷い仕打ちを受ける動物がここには沢山いる。既に他の国から動物を持ち込んだ時点で自然の摂理を破壊しているのに、ネイティブ・アニマルスを守るために他のものを犠牲にというのは嫌悪する。近代的な人間が自然をコントロールしようとあがいてもうまく行かないのがもどかしい。


Michelina |MAIL