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2003年05月16日(金) |
I'm not happy now!! |
キッチンのテーブルにぼんやり座ってコーヒーを飲みながらわたしは考え事をしていた。マーティンはわたしに背を向けてパソコンに向かっていた。
考えていたのは知り合いカップルのこと。GF(日本人)が今日「わたし日本に帰ってもう一生戻ってこないしようかと思うの」なんて言いだしたのだ。彼らは基本的にはとても良い人達なのだ。わたしが風邪をひいたと言えばGFはハチミツレモンを作ってくれたり、BFは庭の金柑をもいできてくれたり。でも二人で居るとうまく行かないようなのだ。彼女は彼がキレルと暴力をふるうと以前から言っていて、それを聞いてわたしは驚いたけれど、どうしてもわたしの前ではいつも温厚な彼からは想像がつかない。外で愛想良くしている分、家に帰ると疲れてしまうのかもしれない。わたしは彼女の言い分しか聞いてないから彼が一方的に悪いとも思わないけれどやっぱり暴力は恐い。体が衰えて怪我をしても回復が遅い40近くになる彼女にはなおさら優しくしてあげて欲しい。でもそれでも彼女が彼と長年一緒に暮らしてきたというのは彼にどこかいいところもあったり、情があったりしたのだろうから、ここでぷっつり日本に帰ってしまったらやはり自分も辛い思いをするんじゃないかと想像したりして。お互いに嫌いなわけじゃないのにただちょっと何かが狂ってしまったみたいに見える。
何年も四六時中一緒に居た人と別れるってどんな気持ちなんだろう、、、とか色々考えてたら切なくなってきたので"I'm not happy now!!"と叫んでみた。背中を向けていたマーティンが飛び上がり"WWWWWW・・・・ Why???"と聞いてきた。"Nothing"と言っても"Tell me why"と言ってくる。どうやら自分のせいでわたしが不幸だと思ったようだ。"Because,,,,Just,, I'm starving"と言うとホッとしたように"Oh,,, eat something"と言った。