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ガルシア・マルケスの短編集『エレンディラ』に この世で一番美しい水死人、という一編が入っているのですが これってチェ・ゲバラの死へのオマージュだったんですね。 講演会で得た豆知識です。 なんとなくマルケスの作品中、一番好きだったんですが (『100年の孤独』はまだ読みかけ(^^; ゲバラの事だったとは今まで知らなかったです。 そういえばゲバラが射殺されて死体が公開された時の様子にダブります。 「あたしの国の兵士を殺した山賊の顔を見てやろうじゃないか」 そう叫びながらゲバラの死体を見に来たおばさんが、死に顔を見た瞬間 「なんてこった、まるでイエス様そっくりじゃないか」と 罵るのをやめたという話もありました。 二枚目だったというのもあるかもですが、このマルケスの短編にあるように どこか誇らしい風貌が確かに後から残っている写真を見てもあったなあと。 ボリビアでの戦いは、この国の貧しい人達の為だったのですが、当時の政府は アメリカと繋がって彼等を山賊のように知らせていました... 先日の講演でのアレイダさんの言葉にあったのですが、 ゲリラという言葉が今ではテロリストと同じ響きになってしまった。 だけどゲバラの時代、すくなくとも彼等の革命ではそうじゃなかった。 死に顔にそれがよく現われていたのかもですね。 (この洗濯場に遺体が置かれ、短編のように体をきれいに整えられました。 チェが死んだ事をアピールするつもりで、誰かわかるようにきれいに洗って遺体を公開したのが かえって逆効果になってイコンのようになってしまったわけですが。 そのせいか死体はその後30年も隠されていました。 近年、遺体を埋めた兵士が良心の呵責に耐えきれず告白し 発見されました。現在キューバに遺骨はあります) 本日は戸井十月さんとアレイダさんの講演です。 戸井さんのゲバラ観が私には一番しっくり来ているのでとても楽しみです。 最後の地になったイゲラ村での事をその場に赴き、生き証人のインタビューを交えながら ドキュメンタリーにされています。 時にはまじめな日記が続く...と(笑) そして1年前の今日の一枚。 頭の中ゲバラからNINその他もろもろわやくちゃです(^^;
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