あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


ささやかに、しめやかに。
2010年06月23日(水)


今日、華の家から、荷物が運ばれてきた。
大事な、大事な、たくさんの本。
我が家は今、ちょっとした図書館のよう。


本体が来れる日はいつ、だなんて。
聞かない。
聞いても仕方ないし、今更、喜べない。



例えば、雷の鳴る夜とか。
怖い夢を見て飛び起きた朝とか。
仕事を終えて帰ってきた、暗い家に明かりをつける時とか。

必要と思えば、必要なのだろうけれど。
なくて生きていけないものではないと、
あたしは、5年間で覚えた。


もういいよ、と言ってしまうのはとても楽で、
言ってしまえば、もう悲しむこともないのに、
ひとりで実家に帰る勇気はない。
抱きしめられずに日々を過ごす自信がない。




これを、愛、と呼んでもいいのでしょうか。
趣味じゃない本棚を見上げながら、溜息。


↑コメント変わります↑

やっぱり、溜息。




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