背景を黒で加工して。 ぼんやりと白の中心に座っている。 影が差せば消えてしまう、小さな円。 あたしはとても、無力で、小さな生き物。 あまり話したことのない人は、気弱そうな人だと言う。 ちょとだけ知り合った人は、強い人だと言う。 ちゃんと知った人は、脆い人だと言う。 全部、あたしでしかないのに。 華は。 そんなあたしを、守らなければと思っていたのに。 何時の間にか、あたしの存在を、自分の一部にしてしまっている。 あたしよりも、本当は脆い、あなた。 ほっとけば何時間も、何十時間も眠り続ける、 怠惰なあたしを揺さぶり起こしては、 さみしいと、いとしいを告げてくる。 本当に可哀想なのは、あなた。 こんなあたしに依存しているあなたは、本当に可哀想。 そして、そんなあたしは、もっと可哀想。 自己憐憫は気持ちいい。 自己陶酔も気楽でいい。 あたしは卑怯者、なのです。相変わらず。
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