日記っぽいモノ。

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顔。
2006年03月22日(水)

ちょっと、否、とても悲しい事があった。
どんな事かはここに書くべきじゃないと思うから書かないけど。

今日、あまりにも悲しかったので、
私にしかわからない問題なのに、
家族がいる実家のリビングでションボリ状態でいた上、
母が話し掛けてくれた時に、思わず泣いてしまった。

私はその時、
見られてはいけない物を見られてしまった、
自分の問題なのに制御出来ていなくて恥ずかしい、
母にまたいらん気を遣わせてしまう、等と考えていた。

でも、母の口から思わぬ言葉が飛び出した。
「愛仁にも悲しい顔が出来る様になってよかった」
母が私をバカにしてるとかじゃなくて、しみじみとそう言ったのだ。

私は確かに、他人に怒った顔や泣いた顔をあまり見せた事が無い。
見せないのではなく、見せる事が出来なかった。
見せる見せない以前に、出来なかったのかも知れない。

今まで人前で出来なかった悲しい顔を母に見られてしまって、
心配を掛けたくない、不安にさせてしまってはいけない等とは思っていたけど、
普段見せない表情を見せた事によって、逆に母が安心しよう等とは夢にも思わなかった。

母が話を聞かせて欲しいと言ってくれたので、
母には全く関係ない話だけど、悲しい理由を思い切って話してみた。

話しているうちに、
段々事実関係が整理されて来て、今度は段々腹が立って来た。
私は無意識に、悲しい顔を受け容れてくれた母に怒った顔も披露していたらしい。

母がまた言った。
「愛仁が怒った顔も出来る様になってよかった」

私は、涙を流しながら、
母と顔を見合わせて、笑った。


2004年03月22日(月) 3日目にして…(涼音)
2003年03月22日(土) 謎が解けた気がする(ゆり)

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