−美翔's Diary−
この日は…前日の日記に書いた通り、オカンの義兄の告別式で朝からバタ×2してて。
1年前ルナが息を引き取った、午前10時14分に傍に居る事が出来んかった。
せめて、その瞬間だけでもルナの事を想ってたかったんやけど…あっちの親族との挨拶やなんかで、心の中で偲ぶ事すらも出来んかったんよね…。
今考えたら、故人の最後のお別れの時に他の事を…っちゅのもどうかってのもあるから、これで良かったのかも知れんけど。
あの時にルナの事を想ってたとしたら、たぶん今頃後悔してると思うし。
あれから、もう1年…早いなぁ。
ルナのお骨はまだ、美翔の部屋にあるん。どうしても、手放したくないんよね。
納骨堂に納める事も考えたけど、もしも天災やなんかでその場所が壊れたらどうしようとか、色々考えてもて。
少しだけ手許に置いておく…って手段もあるんやろうけど、ルナの身体をバラバラにするようで厭なんよね。
父と弟の時に骨壷に納まらんかったお骨は向こうで処理されるって聞いて、凄く心苦しかったって想いが今でもあるから。
逢いたい時にいつでもすぐ逢える、今の環境が1番良いかなぁ…なんて。美翔の我儘なんやけどね。
告別式から帰宅後、前日にルナの仏前に供えたお花の水を換え、蝋燭と線香に火を点して手を合わせました。勿論、オカンも一緒にね。
んでも…ルナの傍に居ったら、いつも凛が"うぁん!!うぁんっ!!"って、美翔が相手をするまで泣くんよねー。
父や弟の仏壇に手を合わせてる時もなんやけど。
知らんぷりしてたら、腕をカリ×2掘ったり膝の上に無理矢理乗ってくるん(苦笑)
手を合わせてる時っちゅのは…やっぱり辛い気持ちになるから、それを感じ取って慰めてくれてるんかなぁ…。
ま、単に構って欲しいだけなんかも知れんけど(笑)
んだけど、いつも凛の存在に励まされてるなぁ…って思うさ。
ルナが傍に居ない哀しみが消えるわけじゃないけど…もしも凛が居てくれひんかったら、普通に過ごす時間よりも哀しみに暮れる時間の方が長かったと思うもん。
そんな状態じゃ、ルナに心配掛けてしまうもんな?
自分の天寿を全うした時に、堂々とルナの居る場所に行けるように、美翔も頑張らんとね。
今でもルナの温もりは美翔の腕に残ってるし、楽しい想い出も沢山あるから…きっとこれからも頑張れるはず。
いつか虹の橋で再会したら、"ぎゅーっっ"てルナの事思いっきり抱き締めて…んで、一緒に走り回るのんv