−美翔's Diary−


2006年06月07日(水)
いつか、また…。

06月07日(水)午前10時14分、愛犬ルナが永眠しました。
最期を迎えるまでの出来事を細かく綴っているので、閲覧注意。





































昨日病院から帰って来てからも、少しずつ体力が無くなってるのが解る状態で…それでも、フラフラになりながら自力でトイレに行ったりと頑張ってたん。
夜もずっとルナに添い寝してたんやけど、元気やった時は滅多に甘えてくれひんかったコが、キュンキュンと鳴いたり"撫でて"の合図したりして、最後にいっぱい甘えてくれた。
こんなのって、仔犬の頃以来かな。
…それから徐々に動く事が出来んくなって起き上がる事も儘ならず…度々キュンキュン鳴くんやけど、何をしてあげたら良いのか解らんくて…お水を飲ませたり、床擦れせんように身体の向きを変えたり、撫でたりしてたんよね。

息を引き取る直前はお水すら飲むチカラもないのに、何かを訴えるようにキュンキュンと鳴いて…次第に呼吸が荒くなって…。
座椅子に深く背を預けて胸にルナを寝かせる状態で抱きかかえて、ずっと撫でてたんやけど…最期は身体全体にチカラが入ったと思ったら、フと軽くなって…上手く云えんけど、その瞬間に身体から魂が抜け出たような…そんな感じで永遠の眠りに就きました。
今思うと、鳴いてたんは自分の死期が近い事を精一杯のチカラを振り絞って知らせてくれてたんやろうね…。

ルナを抱っこしたまま、動物病院に電話して状況を説明して…死亡を確認。
"同じ老衰でも苦しみながら息を引き取るコが多い中、ルナちゃんは本当に安らかに眠る事が出来たと思います"との獣医さんからの言葉に、堪えてた涙が一気に溢れた。
それからオフの友達と楔茄に電話して…。

1時間くらいかな、ずっと抱っこしたままやったんやけど、ちゃんと見送ってあげなアカンと思って、身体を拭いてからブラッシングしてリボンを付けて。
ペットメモリアルを検索・電話して、どうしたら良いのか訊いて…。
云われた事を一通り終えてから、お花とオヤツ、ゴハンを棺に入れて蝋燭と線香を立てて…今は美翔の隣で眠ってるん。
今晩一緒に過ごして、明日の午前中にメモリアルの人に迎えに来て貰って、火葬と骨上げをしてから連れて帰って来ます。

…今、不思議な事に、こうして日記が書けるほど心が穏やかな状態。
自己満足極まりないねんけど、腕の中で最期を看取る事が出来たってのと、直後にいっぱい泣いた所為かな。
あと、美翔が哀しんでると"ルナが心残りに思って天国に行けなくて迷子になってしまう"って母親の言葉も。
んでも、心理状態って波があるから、時間が経つ毎に変わって来るんやろうけど…。

何かね、初めてルナと出逢った日や過ごした日々を昨日の事のように鮮明に思い出せるさ。
ブリーダーんトコで同じゲージの中に2人居たワンコの内、ルナに一目惚れしたんよね。
店員さんにゲージから出して貰った瞬間、ちっちゃい身体で美翔のトコに走って来んの。可愛かったなぁ。

ウチのコになってからこの12年間、一緒に過ごせて本当に幸せやった。
ルナもそうやったら良いねんけど…。

ルナが居てくれたからこそ乗り越えられた辛い出来事も沢山あったよ。
理由あって2ヶ月程離れていた時間はあったけど、それ以外はずっと一緒やったもんね。
やんちゃして困らせてくれた事も沢山あったけど、凄く頭が良くて可愛くて優しい良いコでした。

乳癌や腸炎なんて病気にもなったけど…それを乗り越えて、こんなに長く美翔の傍に居てくれて有難う。
よく頑張ったね、偉かったよ。
何年先になるか解らんけど、いつかまた逢おうね。

…おやすみ、ルナ。