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2007年11月22日(木) 誰か助けて −息子が多重人格?− 2


【夏海】(2007/11/23 14:48:08)

丁寧なお返事を頂き、ありがとうございます。
前回の書き込みを「気味悪い」ので、「治したい」と 私が読み取り、
傍目からは 声色が変わったり、話口調が変わったりするのは確かに気味が悪いだろうなと思うけれども、
本人には それがあるから 今 生きていられる のであれば、
『気味悪いから治したい』は、迷惑なのでは?と思ったので、厳しい文章になってしまったかと思います。
問題は、本人が今の状況を改善したいと思っているのか 否か であり、
もし 本人にとって 今の状況が 生きやすいのであれば、
私個人的には、それもアリだと思うのです。
(お医者さん的には、そしてご家族的にも その発想は受け入れられないでしょうけれど)

どの人格であれ、息子さんに「あの時...」と言って貰えるのであれば、mieさんは信用されているんだと思います。
助けて欲しいとSOSを発信されているのだと思います。
(私は親を信用していなかったので、何も言わないで死ぬことばかり考えていましたから)
言って貰えるうちは、大丈夫です。
まずは 落ち着いて下さい。
そして、冷静になってください。
冷静にならないと、良い考えが浮かびませんから ^^

>パソコンの中を見たのは、その頃から何か様子がおかしく、
>学校の先生からも
>「学校には来るけれど、友達もいず、一日うつろな目をして机にいるだけ。」と言われ、家でも寝てばかりいて夜中に起き、ずっとゲームばかり
>していました。
>簡単な言葉で言えば「覇気がない」という感じでしょうか。
>私はそれまでぱパソコンの中を見たり、部屋の中に勝手に入そういう事をしたいとも思いませんでした。
>でも、その時は本当にどうしていいかわからず、大事な楽しい10代を
>友達とも遊ばず、つまらない高校生活を送っているような息子を
>どうにかしてやりたくて原因を探りたくて見てしまったのです。

そうでしたか。
ただ、私の感想としては、
>友達とも遊ばず、つまらない高校生活を送っているよう
にmieさんが見えただけで、ネットの(対戦かな?)ゲームにはまってしまって、眠さの為に学校でボーっとしていただけなのかも知れません。

>どうにかしてやりたくて原因を探りたくて見てしまったのです。
これは、本人に直接聞くべきでしたね。
親に 『楽しくない(ように見える)青春』をどうにかされたかったのか?を。
ご自身が高校生の頃を思い出してみて下さい。


>それから、悩み病院へ電話で相談しました。
>「あなたが、自分の息子をおかしいなんて思うような親だからダメなのよ」と叱られるだけ叱られて、自分でどうにかしなさいと電話を切られ
>ました。

これは、媒体が電話であったことがまずかったのと、
また アプローチ(伝え方)がまずかったのかもしれませんし、
医者が無知だったり、ヤブだったり、多重人格に不理解だった可能性もありますね。
ずいぶん傷つき、辛い思いをされたことでしょう。

>それでもやっぱり心に引っかかり、正直にパソコンの中を見たことを息子に話し、多重人格が事実ならこの先の事を考え、一度病院へ行ってみない?と言い、受信しました。今までの事を私も正直に話し、息子も医者と話しました。

とても勇気のいることだったでしょう。
とても素晴らしい行動力だと思います。

>医者の話しでは、思春期の揺れている気持ちで(大学受験も含め)そうい
>う事を言っているのでしょう。との事でした。私は、息子が病気じゃなかたのだと安心しました。

そうですね。
この文を拝見して、難しい問題だったなと思います。
現在でも、たぶん『うつ』や『統合失調症』ほど 一般的ではないので、多重人格であるのが真実であればある程、診断しにくいとは思います。
みんなを守る為に、」『正常な人間』役の人が対応すれば良いことですから。

>「よかったね。なんでもなくて。」これって否定した事になるんでしょ
>うね。

難しいことですが、否定したことにはならないと思いますが、
やっぱり自分は理解されないと 落胆半分 
上手くだますことができたと嬉しさ半分ってところでしょうか。

>帰るとき、ちいさな声を聞きました。
>「誰にも追い出せるわけないじゃん」少し笑っていました。
>それからは、病院へは行きませんでした。

それ以降は、何か不安になる出来事は なかったのでしょうか?


>叩いたり、叱ったり、時には外に出しました。
>虐待のつもりなんか、まったくなく、愚かな母親です。
>よその母親を見てても、「これくらい普通でしょ」位にしか思ってませんでした。

私は母親になったことがないので、どこまでがしつけで、どこからが虐待になるのか?は判りませんが、
ただ、叱られている理由が ましてや殴られる理由が理解できていないのであれば、叱られている本人にとっては苦痛だったでしょうね。
同じことをしても 叱られる時と そうでない時とがあったり、
同じことをしても 自分はダメで 兄弟は叱られないとか...


>おかしい、おかしいと思いながらも、少し距離をおけば落ち着くんじゃ
>ないかと思い、一人暮らしも承諾しましたが、余計に寂しい気持ちに
>させてしまったようです。
>彼の言動から、自分以外の4人家族が仲良くしている事が悲しかった
>ような感じがします。
>歳の離れた兄弟に私が優しく接しているのが、きっと悲しかったんで
>しょう。今、思えばわかるのに、なぜあの時はお兄ちゃんだからと
>ただ、ただ我慢させてしまったのか…。
>三人育て、やっとわかったんです。子供はいう事を聞かない。
>勉強なんか大嫌い。将来のことなんか言われてもピンとこない。
>下の子には、息子からは別人と思われるくらい優しいママだと思います。
>すべては私がいけないんです。

初めての子供は、良くも悪くも 親の影響をモロに受けます。
まずは 親も初めて親になるので、手加減や勝手がわからないこと、
理想とする『子供像』なるものがあって、それから外れてしまうことに神経質になってしまうこと、
子育てに失敗しないようにと、過剰に手をかけてしまうことなど...
特に親の心に余裕がない場合、第一子に負荷をかけてしまいがちになります。

ところで、一方的にmieさんが悪いと仰ってますが、旦那さんはどうなんでしょう?
子育てに参加されてましたか?
それとも 相談などできる状態ではなく、一人で問題を抱えていたのでしょうか?
(そちらの可能性が高い気がして。ならば、mieさんも被害者だと思います)

>夏海さんのおっしゃるように、私ひとりで受診してみます。

私が言ったのは、『家庭に問題』であり、家族が同じ方向を向いているかどうか?なのです。
決してmieさん一人が孤独に頑張っても解決できる問題ではない気がします。

これは提案ですが、息子さんに、「私が病院に行って『多重人格』について勉強してみようと思う。何か手助けできることはないか?勉強してみようと思う」と打ち明けてみてください。
勝手に動かれていると不審に思われないためと、無理やり一つに統合される恐怖に駆らせないようにする為に。

私は多重人格の知り合いはいないので、検索してみたところ、こんなブログがヒットしました。
http://yaplog.jp/eventuelprodui/
4重人格の人が それぞれの人格のときに書き込みをされているようです。

息子さんが多重人格だと仮定して、その中の一人が凶暴で犯罪に走ったり、反対に自傷行為に走ったりしないのであれば、
つまり 反社会的でないのであれば、緊急に対処しなければならない理由などなく、
じっくり腰を据えて 適切な病院を探してみて下さい。
良質な医者でないと、問題をややこしくしてしまう恐れがありますので。

病院検索サイトを探してみました。
http://www.g-hospital.ne.jp/index.html
こちらは鹿児島県特定で、掲示板で質問すると とても親切に病院を探してくれます。

全国では
http://www.lococom.jp/
ここは、会員登録料は無料ですが、会員登録が必要です。
病院の検索自体は登録しないでも可ですが、口コミは登録した人しか見ることができないようです。

病院検索サイトの探し方は、Googlなどの検索サイトで
『病院 検索』と、検索したいキーワードの間にスペースを入れてみて下さい。
『病院 検索 口コミ』だと、口コミが書いてあるHPを検索することができます。
(『精神科 検索 口コミ』だと、精神科をピンポイントで検索できます。
 『心療内科』ではなく『神経科』でもなく、『精神科』か『メンタルクリニック』で検索してくださいませ)

>あなたの言葉で、まさか、まさか、どうしようと泣いてばかりいた
>私にも少し勇気が湧いてきました。
>今まで苦しめた分、私が一生かけてあの子の為にやれる事をやって
>いこうと思いました。

息子さんの人生は 息子さんのもので、
mieさんの人生は mieさんの人生。
息子さんは 自分の人生を どうしたいと思って(願って)いるのか がポイントです。
それは、風邪を引いて寝込んでいるのを替わってあげられないのと同じです。

私は mieさんも幸せになって欲しいと思います。
自己犠牲の気持ちが強すぎると、どちらにも『依存』が発生しやすくなり、
これは本当に難しい問題なのですが、『問題を抱えた息子である自分』がどちらにとっても必要になってきてしまう恐れがあり、
なので、共依存関係にだけはならないように、どうか細心の注意を図って下さい。

>良質な相談場所をご存知との事ですが、アドレスを教えてください。

アドレスは、私の名前の下に書き込まれているアドレスですが、
http://sinri.net/
『セクシー心理学』で検索されるとトップでヒットすると思います。


そう言えば、そういった相談を最近は最寄の保健所で無料でしてくれるそうです。
病院の紹介もして貰えます。
(公共の施設だけに、どれだけ信頼できるか?は 住んでいる地区の地域性や福祉の充実度に関わってきますが −。−;
 市役所の福祉課でも相談に乗って貰えるので、一度『広報』を隅々まで見てみて下さい)


>夏海さん本当にありがとうございました。

いえいえ
本当は もっと詳しくお話できたら良かったのですけれど。

長くなりましたが最後に。
私の会社のかつての同僚が、『怒られること』と『叱られること』と『注意されること』の区別がつかず、
全て 自分を責められていることだと 無意識に判断し、どうも『怒られる役』の人が専門的に怒られていたようで、
その役の人でない時には 怒られていたこと自体を覚えていませんでした。
なので、大切な注意事項であっても 注意されたこと自体を覚えていないので、仕事ができない人 と思われていました。
(人格が替わっているように見えない為、とても判りづらかったのですが)
話を聞いてみると、それは理不尽に怒っていた父親から自分を守る為に行ってきたことのようで、
病院へ行きなさいとアドバイスしましたが、まだ大丈夫だと言っているうちに、
ある日突然会社に来れなくなり、(会社へ行こうと朝ドアを出ると吐き気が酷くなり出社が無理になったそうです)
病院へ行ったところ『うつ病』と診断されて、現在治療中です。
(彼も20代前半です)
メールで連絡を取っていますが、今とても元気そうで、
でも私が思うに 問題は違うところにあり、(彼には告げていますが)
『うつ』だけではなく、問題を根本的に解決できないと、再就職しても同じ問題に悩むであろうなと心配しています。
ただ、私ができるのはアドバイスと心配だけなので、後は彼がどう動くかの問題だと思っていますが。
20歳も過ぎ、充分大人ですし。

何か参考になればと思い、元同僚のことを書き込みさせていただきました。




【相談者】(2007/11/25 00:14:29)

夏海さん、本当にたくさんの助言を頂き、有難うございます。

楽しくない青春時代、私のものさしで考えちゃ駄目だったんですね。
それもそう。まったくです。そんなこと親が判断する事じゃないですよね。
夏海さんに言われるまで、わからなかったバカ親です。

私は主人とは再婚で、長男は私の連れ子です。
若くして結婚、出産し、離婚して、再婚するつもりもなく7年子供と二人生きてきました。
彼の優しさに触れ、子供からも「そろそろお父さんって呼んだほうがいいかな?」その言葉に後押しされ、結婚もいいかな。
男の子だし、お父さんが必要かなと思い結婚しました。
主人はいきなり小学生のお父さんになり、それでも一生懸命お父さんになる努力はしてきたと思います。
でも、今思えば息子の中には「お母さんを取られた」意識があったのかもしれません。
父親にいろいろな事を教えてもらっても、やり負かされるとすごくふてくされ、大泣きしました。
下の子が生まれ、フルタイムで働いている私は、家事と夜泣きが激しい下の子の世話と、長男の面倒を見ることで、睡眠時間2時間、3時間という過酷な状況をがんばってきました。
主人は独身時代と変わらず、毎晩仕事帰りに飲みに行き、まったく家事を手伝うことはしませんでした。
辛いのに、私は手伝ってとは言えませんでした。家事も育児も女の仕事だと思っていました。
3人目が生まれてからも、あまり変わらず、そんな生活をしていました。
そんな中で、大きな声を出さなくてもいいような事で、長男にはきつく当たっていたのでしょう。
文章だけだと、何もやらないひどい主人に聞こえますが、
休みの時は、子供とたくさん遊んでくれる(長男と下の子ともわけ隔てなく)本当にいい父親なんです。

>これは提案ですが、息子さんに、「私が病院に行って『多重人格』について勉強してみようと思う。何か手助けできることはないか?勉強してみようと思う」と打ち明けてみてください。
>勝手に動かれていると不審に思われないためと、無理やり一つに統合される恐怖に駆らせないようにする為に。

こんな言い方があるんだなと、すごく助かりました。
あなたはどこかおかしいのよ。病院に行かなきゃ駄目よ。と言えば反発しますよね。
私が受信した後、本人をと言われた時、正直、息子に病院へ行ってもらえるように説得できるかどうかとても不安でした。
高校生の時から、そんな兆個があったのに、一度しか病院へ連れて行けなくて本当に自身がなかったんですよね…。
そういえば、高校のとき、腕にたくさんの切り傷があったんです。
どうしたの?と聞いても自転車でこけたと言うだけでしたが、
これも病気の一つですよね。
今は、自分を傷つける事はないようですが…。
夏海さんの、『じっくり腰をすえ、焦らなくていい』と言う言葉、そうだなと思います。
今までは、普通の生活、普通の就職、普通、普通と私自身が、がんじがらめになって、早く治さなきゃという思いばかりでしたが、
それは私だけの考えで、ゆっくりでいいんですね。

とにもかくにも、いろんな所に足を運び、勉強してみます。
仕事をしながらまだまだ子育て真っ最中で、いつも時間がないと思いながら、大事なことを後回しにしてきてたんです。

よし!がんばるぞ!

無知な私にいろんな事を教えてくれた夏海さん、ありがとう。





『本気で治りたい人限定』で メール相談してくださるお医者さんを知っており、
大々的にアドレスを書き込むことはできなかったので、掲示板に ではなく、
丁度 メールアドレスが書かれていたので、直接メールで送りました。
戻って来ないところを見ると、生きているアドレスなのでしょうが、
書かれていたアドレスへ届いたメールを読んで、参考にしていただけたらなぁと思います。

救われるべきは、まずは 相談者である お母さんなんだと 強く思いました。
助けてと言えず、子育てに頑張ってしまったように、
一人で頑張り過ぎてしまわないことを 祈っています。


夏海 |お手紙夏海のお部屋

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