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2006年11月13日に『いのちの電話』のHPを紹介しています

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2007年07月18日(水) うつ闘病中の婚約者との結婚は...? 1

この内容は、2006年12月16日に書き、メール送信したものを彼女の許可を得て ここに ご紹介します。

【その前に...】

長いお手紙を書きました。
うつ闘病中の婚約者と
 結婚すべきなのか 
 すべきではないのか
もう自分では 分からなくなっていると言っていた女性へ。 
沢山下書きし、何度も読み返して、
私の考えを長いメール(文字制限の為に3通になりました)を出しました。
私は 彼女のことが大好きで、彼女をこそ幸せになって欲しいと願っています。
彼女から聞く『彼の親』は、彼女の味方ではないばかりか、彼女と婚約者の敵でさえあると思います。
私が『うつ病の敵』であると考える『凶悪な親』そのものだと。
反面、『うつ病』の彼を捨てなさいとは 口が裂けても言えませんでした。
それは、私が『渦中』いたから。
できたらサポートしてくれる存在が欲しい。
でも、それを彼女だけに背負わせるのは辛すぎる。
彼女と知り合って以来、長い間悩み続けていたテーマでもありました。
そうして考え抜いた結果のメールです。




1番目から順番に読んでね。


読んで貰ったうつ病は治りますか?
http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/day?id=106106&pg=20060907
http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/day?id=106106&pg=20060908)は、
現在うつ病などで困っている、死のうかどうしようか迷ってい
る人に宛てたメッセージなのね。
で、読んで貰った理由は、
『本気で治りたいのであれば、彼が主体になって、治る方向に向かって行く気があるかどうか。』
☆☆☆さんの気持ちではなく、彼がちゃんと認識しているかどうか なの。

これから、とても厳しい話をします。
例の如く、途中で考え込まないで、最後まで読み、
読んだ後は外に散歩に出るなどして、
『読んだ直後』には、一人で部屋の中で考え込まないこと。
取り合えず、外で気分転換をしてから考えること始めること。
また、夜中(12時過ぎ)には決して考え込んだり、何かを決断しないこと!

これだけは約束してね。

では。

彼が実家にいたら治らない。
これは事実だと思う。
治す為には実家を出る必要がある。
これも正解。

ただ、今のままの彼では、あまりに子供過ぎて、
☆☆☆さんがお母さん役にならないといけない。
たぶん一生。

理由は、
自分が飲む、治る為に飲むお薬を、彼は親に口出しをさせ、それに反発することなく受け入れた。
担当医に対し、自分の薬によって生じたであろう不都合を告げることができない。

今までの経緯をずっと前から聞いていて、
この『人任せ』な問題は、決断できない状況にいる『今』だけの問題ではなく、
以前から自分の状況を説明できない、
お医者さんに通って、処方されているお薬を飲んでいる意味を理解していないからだと思います。
つまり、治したいと思っているけれど、治そうと努力していない。
治る為の努力をしていない。
『お医者さんに治して貰おう』
『お薬を飲んでいたら勝手に治る』
相手任せの受動態でしかなく、発症以来自分の力で治る努力や工夫をしていないと思います。

飲まなければならないお薬ならば、
効果のある薬でなければ、飲む意味がない。
飲む意味のない、更に悪化させるような薬を飲んでいても、当然治らない。
病気で苦しんでいるのが彼であるなら、
治すことができるのも彼以外にはないの。
それを彼は理解していない。
理解していないので、お医者さんに会っていても意味がない。
治療の為に通院しているのではなく、お医者さんの顔を見に行っているだけになっています。


私の友達アンジュ(人形を買った店のオーナーなのだ^^)は、45歳くらいだったかな。
yoh君は確か28歳だったかな。

『どうして冷たい物を食べちゃいけないの?』で書いたように、
yoh君は、16歳の時に拒食の為に強制入院させられて、『精神分裂症』と診断されました。
体が極限の状態になっていたので、独り言が多く、妄想も激しく、
その妄想の為に恐怖でエライことになっていたらしい。
脳が エライこっちゃ!ってなっていて、で、『精神分裂症』と診断され、
めでたく 精神障害者1級に認定され、国から生活の補助が出ました。
退院後、夜学の高校を卒業以来、精神障害者1級の彼は、施設やデイケアセンターを転々とし(アンジュ談)
一度も就職することもなく、現在に至ります。

初めて会った時から、yoh君の目や態度を見て、何が一体『精神分裂症』なんだろう?って思いました。
で、yoh君から入院するまでの話を聞いて、薬害によって『精神分裂症』にされたんじゃないかと思いました。

アンジュと付き合い始めて、歯医者に通い始め、車校に通い始め、
先月から週に1回3時間だけのバイトに通い始めました。
昨日お給料が入ったって喜びの報告メールが入って、
毎回過呼吸になって「辞める」を繰り返して、やっと自分の自由になるお金を手に入れたのねって私も嬉しかったです。

yoh君の父親は yoh君にお金を渡しません。
平日はタバコ代だけ。
アンジュの家へ行く時(週に3?4?日お泊まりまりしてます)は、家へ行く為の『片道』だけの切符代だけを渡すだけで。
母親は離婚して(近所らしいけど)別の家に住んでいて、
結構派手な生活をしているらしいんだけど、でも援助はしません。
一度お店にやってきて、挨拶もせず、自分の商売である化粧品をアンジュに押し売りして帰って行ったらしい。
つまり、両親とも良識のない人です。

大人になるように育てれなかった。
大人になる為の何もしなかった。
社会に出ていない為に、大人になる必要がなかった。
30代を前にして、yoh君の精神年齢は16歳のまま止まっています。
今、アンジュと私とで 大人になるように育てている途中です。(私はあくまでサポートですが)

アンジュが病院に付き添うようになって、お薬が変わりました。
アンジュには副作用があると文句を言いながら、
でも先生には16歳以来何も伝えず、同じお薬を飲んでいたのです。
この間も 何か変わったことはありますか?と聞かれ、
「失禁がある」と本人に言わせようと思って、二人で話し合ったにも関わらず「何もない」と帰ろうとするので、
「ちょっと待ってください」と言って アンジュが先生に伝え、先生が驚いていたそうです。
16歳の頃から今まで飲んでいた、そして失禁の副作用があったお薬の副作用が出ていたことを、先生は始めて知ったのです。
10年も経って。
 


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