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2007年06月29日(金) 【ココヘル208】光と影の法則 その1

お子さんが誕生したそうです ^^
女の赤ちゃんで、誕生の瞬間に立ち会った話も送信されました。
子供を育てることと、人を導くことは かなりイコールだと思います。
これからのメルマガの成長が ますます楽しみです ^^

今回は、メールの質問に答えるという方式で書かれてありました。
なかなか面白いので、ご紹介しますね ^^
その他のバックナンバーは、こちら  http://blog.mag2.com/m/log/0000164141/





久しぶりに自分のことを書きました。命名○○(編集後記)
◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 女と男の「心のヘルス」−癒しの心理学 208号 2007.6.29
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆

 あづまです。こんにちは。
 いつも読んでくださってありがとうございます。

 前回、前々回のメルマガには、大変たくさんのお祝いメールを
 頂きました。ちょっと返信しきれないほどで・・・(涙)
 ほんと、ありがとうございました!!!

 家族が大切で、そのためにむしろ仕事の方を工夫する。
 これ、メルマガで書くだけじゃなくて、実践している生き方です。

 子供が生まれましたので、ますます、突き進みます!!


 さて今回は、質問にお答えしたいと思います。
 予告した内容は、次回から行きますので、よろしく!


◆◆
◆  あづまさんは、何で離婚したの?

 こんなタイトルで質問されたわけじゃありませんが、要するに
 そういう意味のご質問を頂きました。

 では、H子さんからのメールをご紹介しつつ、私の話を書いてゆ
 きたいと思います。

◆◆
◆  もし今の奥さんみたいな人だったら、離婚しなかった?

>前の結婚の時…に奥様のほうが、今の奥様のように癒し系でまっ
>たく問題のない方だったら、結婚生活はうまく行った…?

>私は…吾妻さんには落ち度は一切なく、相手にたくさん尽くして
>いたが、たまたまその時に結婚した奥様が問題を抱えた人で、そ
>れに巻き込まれてしまった、というふうにしか読み取れません。

 随分高く買ってくださってありがとうございますm(_'_)m
 でも、私自身の心の課題もあったと思います。特に、強く生きな
 ければ、競争には常に勝たなければ、という思いが強く、自分の
 弱さを許せなかったために、弱さが目立つ人間を嫌う気持ちがあ
 りました
ね。

 だから、うまく行っているときはいいけれど、幸恵ちゃんは時々
 具合悪くなったりするんで、そういう時に心の底で(そんな甘え
 たことじゃダメだ!)って嫌って怒ってしまったかもしれません。

 ×責める △我慢して責めない ○責める気持ちが湧かない
 この3段階で言えば、×とか△になってしまったということ。
 我慢していても、相手の潜在意識には伝わるものなんです。

 そうしたら幸恵ちゃんも自分らしくいるのが辛いですよね。

 もちろん、今はそんなことないですが。○になりました。


◆◆
◆  光と影の法則

>…当時の吾妻さんの心の深いところで、自己を愛する気持ちが低
>かったために、同じように、自己を愛する気持ちの低い人を引き
>寄せてしまった…

>…エリート研究者として仕事をしていたはずで、自己評価が低い
>とは思えず、さらに、問題を抱えた人を引き寄せてしまうメンタ
>リティであったとは、ちょっと想像できないのです。

 愛するということは、許し、受け入れることだと思っています。
 確かに、ダメな自分を受け入れていなかった、つまり自己を愛す
 る気持ちが低かったのは事実だと思います。

 そして、ここが面白いところですが、確かに夢だった研究者とし
 て仕事をしていましたが、それと自己評価が高いかどうかは、実
 は関係ない
のです。

 芸能人のトップスターでも、年商何億の社長でも、トップモデル
 でも、自己評価が低い、劣等感の固まりみたいなことがあります。

 まあ、私は劣等感の固まりってことはなかったですが。

 能力がある人は、影(ネガティブな感情・ダメな自分)が強い分、
 それをバネにして頑張って、光(成功)も強くなるのです。


 光と影の法則といいます。
 光が強ければ影も濃いのです。


 自分の弱い部分、ネガティブな部分を否定し、嫌って切り離した
 ままでいると、どこまで頑張っても安心した気持ちになれません。

 そして、さらに影を消すがごとく光(成功)を追い求めると、今
 度は家族の中に影(ネガティブな部分)を表現した人が出てきた
 りします。バリバリのやり手社長の奥さんがうつになったり、子
 供が不登校になったりするようなことです。

 私の場合も、光ばかり追い求め、影を切り離そうとしていたので、
 影を体現している人が(前の)奥さんとして現れたのだと思いま
 す。

 人生のどこかで自分の中の光と影を統合することが大事なんです。
 言い換えると成功(光=他者の評価)ばかりでなく、わがままな
 自分やダメな自分(影=ありのままの自分の感情)を許して受け
 入れるのが大事だということです。



◆◆
◆  人生の転機

>…エリートでお仕事も成功している方が、家事がまったくできな
>い、精神的に不安定な女性を選んで結婚するとは、信じがたいの
>です。

 重ね重ね、高く買っていただいてありがとうございますm(_'_)m

>結婚相談所などに行きますと、エリートの方は女性にとても人気
>があって、よりどりみどり(笑)

 そ、そうだったんですか!? よ、よりどりみどり!!
 じゃあ、結婚相談所に登録してみたらよかったかも・・・
 い、いや、それじゃ今の奥さんとは出会えなかったか。

 冗談はさておき、
 最近NHKスペシャルで30代のうつに関する特集を見ました。
 中堅社員に負担が集中して、うつ病になるケースが多いそうです。

 私のいた会社も採用を絞っていました。上司は期待する。でも上
 司の時代より若手が少なくて負担だけは多い。

 また新人は、仕事は勉強。えり好みしない方がいいですが、中堅
 は、自分の価値観や主張を通すよう、変化を求められます。

 そんな中、診断されたわけじゃありませんが、朝起きるのが辛い
 とか、ちょっと叱られただけでも痛いほど骨身にこたえたとか、
 今思うと心の力が弱っていて、プチうつっぽかったです。

 心のエネルギーレベルが低くなると、この恋愛はおかしい、じゃ
 あ関係を清算して新たな出会いを探そうとか思えないんですよ。



◆◆
◆  相手の心を見ることはできなかったの?

>…前の奥様とおつきあいしている間、そのような不安定な彼女の
>精神的傾向は見破れなかったのでしょうか?

 一般的に言って、これは、中々難しいと思いますよ。

 私は「心の問題」って言うとき、「彼氏がずっとできない」とか
 「彼氏といつもケンカばかり」というレベルの人も含めています。

 みんな普通に仕事しているし、笑うし、普通に会話するわけ。
 それでも、恋愛とか、セックスとかになるとその心の問題が表面
 に出てくるものなんです。

 寂しくて耐えられないとか、ちょっとしたことで相手に怒ってし
 まったりとか。相手のあら探しをしたり、束縛したりとかね。

 振り返ってみたら、心の健康度は低めだったかな、と。
 渦中にいたときは、分からないものです。



>それに、環境的にまわりにも聡明で美しい素晴らしい女性がたく
>さんいたのではないですか?そのあたりが不思議でなりません。

 これはね、理系でずっと行くと分かりますが、女性自体が少ない
 ですよ。あと割と変わり者が多いというか。

 それに、聡明で美しいこともいいんですが、感情豊かで幸せな人
 生を心から信じていることの方が大事かな。


>今現在の奥様…おつきあいしていた…部分は読ませていただきま
>したが、特別なことはせず、普通におつきあいしている、という
>印象でした。

 補足しておくと、今の奥さん(幸恵ちゃん)はつきあい始めの頃
 より、今の方が幸せそうで、受け取り上手です(ちょっと自慢)。

 遠距離だったし、障害がありました。結果的には試練を乗り越え
 られたので、強い絆を確認できて今があるんですが。


>以前の奥様の時の、結婚までのおつきあいも、普通に幸せだった
>のではないでしょうか?

 どうなんでしょうか。当時は幸せだと思っていましたが、
 幸せには常に上があるんですよ。
 今の基準で言えば、当時はちとイマイチだったと思いますが。


>幸せな現在に、過去のお辛いことを思い出させてしまって、申し
>訳ありません。

 大丈夫です。今はもう当時の辛い感情を思い出そうとしても、
 セピア色に包まれたような感じで、生々しさがありませんから。


◆◆
◆  成功とは、○○○ことです。

>ただ、どうしてお仕事で成功していた吾妻さんが、結婚で失敗し
>てしまったのかが、メルマガを読んでいても、その原因が不思議
>で不思議でならないのです。

 これも、ここまで高く評価していただいてありがとうございます。


 いい質問ですので、詳しくお答えしますと、

 「成功・失敗」を「社会的評価」みたいな「他人の基準」で捉え
 ること自体が、「失敗」なのだと思います。


 「研究者としてエリートコースを歩んでいる」
 これは、他人の評価ですよね?

 「研究を楽しんでいる」
 これは、自分の気持ちです。

 私は、「仕事で成功する」とは、「仕事が楽しい」ことだと思っ
 ています。成功とは楽しいこと。年収や地位じゃないんです。

 もちろん、生活のための収入は必要ですし、仕事を楽しんでいる
 人の元にはお金が集まってくるという法則もありますから、

 仕事が楽しいことと稼げることにはつながりがあるんですけどね。


 そういう目で見てみると、

 当時の私は、仕事でも何だか行き詰まりを感じていました。
 それで、いろいろもがいてみて、自分らしい生き方を探して今が
 あるわけなんですが。

 だから、お仕事で成功しているというのは当たっていないかな。


 そうそう。自分の気持ちを主体に考えたときに、
 仕事が楽しい=成功
 仕事が辛い=? なんだと思いますか?



 ちょっと考えてみて。




 答えを先に見ちゃダメよ。



 ・

 ・

 ・

 ・

 では、行きます。



 それは、

 「学び」です。


 私にとって、学びの期間だったんですね。
 色々痛い経験もしましたが。
 学び、でした。間違いなく。


 H子さん、ご質問ありがとうございましたm(_'_)m
 おかげで、予想もしていなかったいい記事が書けました。

 たまには、質問に答えるのも、いいものですね。


 質問がある方は、こちらまで。
 azma★556health.com  ★→@に代えてください。
 (または、このメールに返信しても届きます)


30日に 続く →


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