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2007年06月01日(金) 【中日新聞より】統合失調症 1

私は『うつ』と『パニック』しか経験したことがありません。
なので、yoh君の病名である『統合失調症』なるものを知りません。
ADHDは、微妙に私やteaが関係するかも?と思って調べました。
また、化学物質過敏症についても調べたことがありますが、
自分の症状は『化学物質過敏症』なんだろうか?を調べただけで、
ではどうしたら??は、身近から離す以外に対策も予防もないので、『その程度』しか知りません。
あまり手広く調べて公開してしまうと どんどん内容が薄くなってしまうので、
私は『私が知っている』症状のみを突き詰めてみようと思います。

ただし。
情報だけは 発信していこうと。

中部地区で一番発行部数が多いであろう『中日新聞』に『統合失調症』の特集記事がありました。
4回完結です。
以下にご紹介いたします。

情報元 : CHUNICHI Web

以下、HPアドレスとHP内の記事を転記いたします。

 注意 : 私 夏海は、中日新聞社メディア局データベース部著作権課に許可を頂いて転記しております。
 以下の記事の内容は、中日新聞が著作権を保持していますので、
 転記や引用される方は、中日新聞社メディア局データベース部著作権課
へ連絡して下さい。


 お問い合わせは、からどうぞ ^^
 http://www.chunichi.co.jp/policy/copyrights.html




トップ > 暮らし・健康 > 健康一覧 > 記事【統合失調症<1>幻聴】


>> 統合失調症<1> 幻聴
 
>> 2007年6月1日

>>  大阪府に住む女性(49)は十六年前、大腸炎で入院した時、そこにいない人の声が聞こえてきた。

>> 「見舞いに行けなくてごめんね」という友人の声、回診になかなか来ない医師の声。「忙しいからテレパ
>> シーで通信してくるのね」と思い、心の中で懸命に返事をした。

>>  退院後も声は続いた。「隣の人が見ているぞ」と言われれば、カーテンを閉めた。声に惑わされ、実
>> 家に突然帰ったり、悪霊よけに庭に大量の塩をまいたり。夫に促されて、心療内科に行き、統合失調
>> 症(当時の病名は精神分裂病)と診断された。

>>  幻聴は、神のお告げのように聞こえたり、時には、目の前の人の声を借りて指示してきた。だから幻
>> 聴と気付かない。気付かなかった自分を責めていると、今度は「ばか」「この世から抹消してやる」。治
>> 療のため三カ月間、閉鎖病棟に入院した。

>>  退院後、幻聴を抑える薬を服用するうち、女性は、多くの患者と同様に、激しい幻聴や妄想からは解
>> 放された。しかし、体がだるく集中力が続かない。就労したが八時間勤務に耐えられず、辞めた。統合
>> 失調症は幻聴などの陽性症状のほかに、意欲の減退や考えがまとまりにくいなどの陰性症状がある。
>> 当時の治療薬が陽性症状にしか効かなかったことも影響したようだ。

>>  その後、女性は障害年金を受けながら、母として家事をこなし、塾講師や病気の相談員など短時間
>> の仕事にも就いている。森実恵のペンネームで「なんとかなるよ統合失調症」という本も出した。今も
>> 「ひーそーはーそー」と雑音のような幻聴が常に聞こえるが、心を乱されることはない。社会復帰した
>> 当初を振り返り「回復途上で、心にギプスをはめた状態なのに、周囲に理解されず、つらかった。長い
>> 目で見守って」と訴える。

>>  統合失調症の症状はさまざまだ。妄想や幻聴の影響が強く出る人もいれば、行動や思考がまとまら
>> ないことが表面に出る人もいる。妄想の中身も、テレビやラジオが常に自分を話題にしていると感じる
>> 人もいれば、誰かにずっと監視されていると感じる人、考えたことが周囲に筒抜けになると怖がる人も
>> いる。

>>  この病気に詳しい横浜市立大大学院医学研究科の平安良雄教授は「決してまれな病気ではありま
>> せん」と話す。厚生労働省によると、二〇〇五年の国内の患者は約七十五万七千人。十代、二十代で
>> 発症する人が多い。

>>  精神分裂病が統合失調症という病名に改められて五年になる。「社会の偏見をなくしたい」「早期に
>> 適切な治療を受けられる環境を」という願いを込めた改称だった。病気の理解、患者の社会復帰はど
>> の程度進んだのか。四回に分けて伝える。 (佐橋大)




トップ > 暮らし・健康 > 健康一覧 > 記事【統合失調症<2>入院は短縮化】

>> 統合失調症<2> 入院期間は短縮化

>> 2007年6月8日

>>  神奈川県厚木市の上森得男さん(70)は、長男一郎さん(40)の回復ぶりに目を細める。以前は疲
>> れやすく、手が震えるなど、統合失調症特有の症状や薬の副作用に悩んできた。ところが最近は、め
>> っきり口数が増え、意欲的になってきた。リサイクル会社で働く同僚の苦労を思いやって「助けてあげ
>> たい」と言うようになり、薬についても自分の考えを医師に伝えるようになった。「このまま良くなってほ
>> しい」と、得男さんは願っている。

>>  統合失調症は最近、軽症化の傾向がある。入院患者の平均在院日数は一九九六年の六百六日か
>> ら二〇〇五年には三百二十八日へと大幅に短縮した。背景には新世代の薬の普及がある。

>>  一九五〇年代から使われてきた薬は、幻聴などの「陽性症状」には効果があるが、意欲、集中力、
>> 思考力の低下などの「陰性症状」や「認知障害」には効かず、体を動かしづらいなどの副作用を伴った。
>> 幻聴は抑えられても、頭がぼーっとしたままで、意欲がわかず、社会復帰も進みにくいという側面があった。

>>  これに対し九六年以降に発売された新世代の薬は、副作用が少なく、陽性、陰性の両症状と認知障
>> 害を軽減する。一郎さんが四年前から服用しているのもこのタイプだ。

>>  横浜市立大大学院医学研究科の平安良雄教授は「入院から退院、社会復帰に向けたリハビリ、トレ
>> ーニングへと移行しやすくなった」と指摘する。

>>  「精神分裂病」から「統合失調症」への病名変更も治療にプラスに働いている。以前は「取り返しのつ
>> かない病気」というイメージが一般的で、病名告知が難しく、効果的な治療を妨げる要因にもなってい
>> たが、最近は「治療に導きやすくなった」
という医師も多い。

>>  社交、会話などの社会的技能をロールプレーで再習得する「社会生活技能訓練(SST)」、病気の説
>> 明や対処法を本人や家族に伝える心理教育プログラム、ケアを集中して行える急性期病棟の普及な
>> ども、患者の回復、社会復帰につながっているようだ。

>>  適切な治療を受け、生活環境が整っていれば、社会に出て暮らしていける病気になってきた。しかし、
>> 薬の効き方には個人差も大きい。治療のレベルなど病院の格差も問題になっている。十分な治療が
>> 受けられないまま長期入院する患者もまだまだ多いのが現状だ。 (佐橋大)

>> 神経のバランス崩れる「遺伝病」ではない

>>  統合失調症は、一般に、前兆期、急性期、休息期、回復期という経緯をたどる(図参照)。さまざまな
>> ストレスにさらされるなどして睡眠障害、あせりなどが出てくるのが前兆期。急性期になると、幻聴、妄
>> 想などの陽性症状が出てくる。それに続く休息期は、無気力、意欲低下などが問題になりやすい。低
>> 下した活動エネルギーを取り戻し、ゆとりや周囲への関心がわいてくるのが回復期だ。

>>  薬は、急性期には陽性症状を抑えるため、その後は再発防止のため使われる。

>>  統合失調症は、脳内の神経活動のバランスが崩れ、知覚、思考、感情などの精神の働きが円滑に
>> われなくなる病気。原因は突き止められてはいないが、遺伝だけで発症する「遺伝病」でないことは
>> 明らかになっている。 


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