みんなで しあわせになろうね ^^ 2006年11月13日に『いのちの電話』のHPを紹介しています
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2006年10月12日(木) |
どうして冷たい物を摂っちゃいけないの? 〜 鍼の先生のお答え 〜 |
鍼に行きました。 そこで先生に『どうして冷たいものを摂っちゃいけないの?』の答えを、中国医学方向から説明して欲しいとお願いしました。 で、照れながら、話してくださった答えは、次の通りです。
もともと冷たい物は 胃を刺激する。 例えば夏、冷蔵庫で冷やしたものは、自然界に存在しえない温度であり、 それを摂り過ぎることによって、胃に刺激を与えてしまい、 胃が緊張を強いられる。 胃を絶えず緊張させた結果、胃の働きが悪くなり、 胃を悪くすると、胃から熱を下半身に向かって下ろしていく機能が衰え、体の熱が胃に集中し(嘘熱:きょねつ)、 本来なら下半身へ向かって体外へ放出するはずである『嘘熱』が、上半身へと昇って行く。 上へ上へと向かっていき、『嘘熱』が頭で滞る。 頭上から放出する方法はとても難しく、一般の人にはできない。 よって、熱が脳にこもってしまう。 つまり、頭寒足熱の反対の状況になってしまう。 簡単に言うと、脳がオーバーヒート状態になる。
熱が脳にこもると、不眠や自律神経が乱れたり、頭痛や めまい、吐き気、熱っぽいなど、さまざまな病気の要因となる。 上手に体の熱を体中に巡らせ、体外に放出するためにも、胃に優しくしなければならない。 常温以上のものを食べることを心がけ、食べ過ぎや飲み過ぎなど、胃を酷使し続けることがないように気を使って、 健康な毎日を送ってください。
この下書きを持って、先生に確認に行くと、師匠にFAXで送ってくれ、師匠が手直し下さったものを郵送で送ってくださいました。 先生、お師匠さん、ありがとうございます。
以下、お師匠さんのお返事です。
基本的にこれで良いと思います。
多くの人は、身体を外から冷やさないように気をつけるのですが(防寒・使い捨てカイロなど)、 冷飲食は、体を中から冷やします。 その結果、いくら外から温めても身体は冷えたままです。
冷飲食を取りすぎることにより、胃は消化に必要な体温を失い、消化機能が低下します。 その状態が長く続くと水分の処理能力も不十分になり、水分が停滞します。 また脾臓(ひぞう)は飲食物を消化し、それらから得る栄養を全身に巡らします。 その機能が低下することにより、身体のエネルギーが不足します。 このエネルギーのことを『腎陽』あるいは『命門の火』と呼んでおり、 この不足状態を『腎陽虚』『腎陽不足』などと呼びます。 『腎陽虚』の状態になると、下半身に水分(津液)が滞り、足が冷えたり、 逆に熱が頭に上がったり栄養が回らなくなります。
- 以 上 -
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