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2006年02月06日(月) 精神科医になりたい

この件は、本文をそのまま載せます。(by夏海)
以下 文

精神科医になったら、話を聞くだけでなくて薬を処方できる。
精神病を患ったことのある人間が精神科医になればそうじゃない人間が精神科医になるより患者のことはわかるだろう。
しかし、こうも思う。
精神科医に精神病はなおせないのではないか?と。
治すのは患者自身だと。
ならば、いかに患者に治す気を起こしてもらうかが重要なのだろうか?
薬は一時的なものだ、病を治すには患者の治そうとする力が必要だ。
薬は少なからず後々よくない副作用を起こす。
現に自分もよくあった。
薬も大事だが、もっと大事なのは、精神科医がいかに患者に「治す気」「治そうとする気」を起こさせるか?
じゃないんだろうか?
僕は将来、精神科医になりたい。
けど、色々悩んでいる。
「精神科医は必要なのか?」とさえ思うこともある。
けど俺の病気が治ったのも精神科医がいたからこそだとも思う。
自殺する人間に自分を捨てないでほしいと思う。
自殺しそうな人間を最後に近い砦で止める役が精神科医なのだろうか?
そのとき精神科医は彼彼女の自殺を止めることができるのだろうか?
僕がかかわりうる事では、精神科医になることが、日本の自殺率を下げる一番の方法なのだろうか?

【夏海】

Re: いっぱい悩んで下さい。

精神科のお医者さんになる夢がかないますように お祈りしています。

その為には いっぱい悩んで下さい。
いっぱい 経験してください。
たくさんの 本を読んでください。
たくさんの人と 接してください。
たくさんの年代の人と 接してください。

人は 自分で経験したことしか 理解できず、
人の悩みは 地球規模で 人それぞれ みんな違います。
同じように見えても 違うのです。
同じ境遇で 同じ環境で育ったとしても、資質が違ったり、
タイミングが ほんの1秒ずれただけで、どちらに転ぶか 判らないのです。

そして、どうか精神病に慣れないで下さい。

メンタルクリニックであっても、ただの病院で、
そのお医者さんの沢山の経験から、これは こう と 分類分けをされてしまいます。
人は それぞれで、でも対応は 同じになってしまいがちです。

私がかかった 最悪なお医者さんは、自分が飲んで とっても良かったから と
その薬を処方しました。
そのどれも 私には合わなくて、
挙句の果てに 副作用で 多動が出た時に じっとしていろ!と怒鳴られました。

確かに 色んなパターンを見てきて、この症状に合ったお薬は これ と処方するのは
最短で、確かで 正しいことです。
ただ、それに対して どうか慣れないで下さい。
絶えず 頭を柔らかくしていて下さい。

幸いなことに、私の考えと、今の私の主治医の考えは 同じで、
辛いなら、お薬に頼れば良い。
ただし、それは 助けにはなるけれど、本当の意味で 根本的に 『治る』のは 自分で
『治すことができる』のは 本人以外には いない という事です。

風邪を引いたとき、下痢になった時、頭痛が酷いとき
人には 自己治癒能力があり、自分の力で治すことができます。
メンタルな問題も、同じで、人には治癒能力が ちゃんとあるんです。

ただ、混乱していて できなかったり、
その方法を 誰にも教えて貰えなかったり
うまく 心の整理ができなかったり
心が疲れすぎて 治癒能力が 落ちてしまっていたり
色んなことが 重なって お薬の 人の 手をかりるだけ。

それを 焦らせることなく 教え 諭し、
誘導していってくれる 上質なお医者さんが もっともっと増えてくれれば。
いたずらに お薬に頼ることなく
もちろん精神論で 片付けたりしない
その患者さんの スピードに合わせられる 勘の良いお医者さん。


そうなるために、
たくさん 色んな経験をしてください。
無駄なことを いっぱい してください。
回り道を いっぱい してください。
失敗を いっぱい してください。

そういう無駄なことが、☆☆☆さんの 力になります。
まずは肩の力を抜いて、全てのことを楽しんでください。 
☆☆☆さんの成長を 楽しみにしています ^^


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