ROOM
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バイトを終えて、駅へと急ぐ。
早く、会いたかった。 一緒に眠れることは幸せだけれど、 眠るまでの時間をたくさん共有したかった。
駅まで彼が自転車で迎えにきてくれる。 後ろに乗って、 彼の腰をきゅっとつかむ。
そのとき、電話が鳴った。
「サライ」 だ!
彼の地元の仲間の着メロだ。 グループによって曲が変えられるんだよ、って いつ教えてあげたんだったっけな。
タッちゃんが、ほぼあたしと同時に到着した。
今日は久しぶりに3人で飲む。
お好み焼きやさんで、 ビールと鉄板焼きで。
この日、あたしは、 タッちゃんがいてくれて本当に嬉しかった。
変な感じかもしれないけれど、 タッちゃんが優しくて、 3人でいることがなんだか自然で、
タッちゃんが 「おまえら」 って呼ぶ、ひとくくりにしかたがあったかくて。
彼が、 あたしを 「嫁」 と言って撫でてくれるのが切ないくらい嬉しくて。
あたしはたくさん笑った。
タッちゃんのおばちゃんがお正月に作る豆餅が絶品だそうだ。
「食べたあい!」
そう言ったあたしに、
「よっしゃじゃあ作らせよう!」
と言ってくれたり
一緒にまたボード行こうって話したり。 今年から忘年会参加な、
と言ってくれたり。
タッちゃんが来て、3人でいると、 なんだかとても温かい気持ちになれるのはなんでだろう?
今のあたしに、彼の持ってきてくれた時間は、 ごほうびのように嬉しかった。
朝から二人は出勤し、あたしは一日、のんびり彼を待った。
携帯でふと、 萌の日記を見て、涙が出た。
ありがとう。
心配してくれて。 そばにいてくれて。
ちぃ。心配ありがとね。 そんなみんなの心配に、 あたしは支えられて頑張れる気がするよ。
金曜の夜。 でもやっぱり不安が襲った。
寝ている彼の横で泣いた。
彼は、記憶に残るか残らないか危ういくらいには、 眠りの世界に墜ちていたけど。
とりあえず あたしの髪を撫でてくれた。 抱き締めてくれた。
そしてやっぱり、 泣いてもいいよって、 言ってくれた。
あたしは、 泣いて、抱き締められて、 眠った。 いつのまにか。
土曜日。 「あこに食べさせてあげたいー」
といって、彼は、 三の宮の雰囲気のすごくいい和食屋さんのランチに連れていってくれた。
そとまわりを始めて最近めっきり、 お店やらに詳しくなったしーくん。
うれしいみたい★ そしてあたしも嬉しい★
いいねいいね、って言いながらランチして、 三の宮をぶらぶらして、 カフェでケーキ食べて休憩して。
家に帰って、 3連休の計画を練った。 もしかしたら、だけど、 3日とも一緒に過ごせるかもしれなくて、
今一緒にいられることの大事さを、すごく感じてるあたしは 純粋に嬉しかった。 彼と一緒に過ごせることが。
そして、彼と一緒にしたいことがたくさん、あることが。
いつのまにか、あたしは彼の腕の中で眠りに落ちていた。
ぱっと目覚めて 顔を上げると彼は起きていて
「何を考えていたのかな」 と不安にはなったけれど。
たとえ、彼があの子のことを考えていても。
それは急には消えることがないのだと思った。
複雑な気持ちに、罪悪感が交ざれば余計に、だ。
あたしは、 彼とつきあいはじめてしばらくの、 前の彼氏への気持ちを思った。
そういう感情はしかたがない。 うまく言えないけれど
気持ち、という範疇には、
すぐに答えをだせと、解決しようと、 せまってもしかたのないところが確かに存在すると、 あたしは知ってたはずだ。
大切なことは、 信じることだと思う。 やっぱり。
たとえ、夢でも、幻想でも。
信じた者は救われる。
そう言うじゃない?
自分を、彼を、 それと二人がつくってく未来を信じたい。
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