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あたしは、今、気持ちの3分の1くらいは、 曇りだ。
いっそのこと、ざあざあ雨になってくれたらいいのに。 そんな感じの、どんよりした、空の色の気持ちだ。
腑に、落ちない。
そんな感じだ。 うまく言えないけれど、 これが「嫌い」という感情なんだろうか?
クラブの同じマネの子で、 普段の大学生活でも一番仲のいい子。
あたしと、正反対のタイプだ。
ものすごく、自分を持っていて、 「これが正しい」 というものを持っている子。
よく、いろんな話をした。 深い話をできるのも、お互いならではという感じだったし、 違いを、わかったうえで、仲良くできると思っていた。
今、ものすごく、 あたしの心に壁がある。
彼女の言うことが、ものすごく、理不尽に聞こえる。
あたしは、 なんで? という、悲しい気持ちでいっぱいになる。
なんで、あたし、そんな行動を監視されてケチつけられるようなこと、 されるの?
彼女が、いやだ。
その、気持ち自体が、あたしには黒い雲のようで、 そういう気持ちを持っている自分に、へこんでしまう。
「あの子は、自分が中心にいないと気がすまない子だからねえ」
そう、違う子からフォローされたことがあるけど、 気が晴れるわけもなく。
ほかは、楽しいんだけど、クラブも。
彼女は、ものすごくあたしの行動に敏感だ。
気を遣って、疲れる。
今日は、 OB戦だったから、 よけい、いろいろ大変で、 心に負担がかかったのかもしれない。
「クラブやだなぁ」
そうつぶやいたあたしに、今のクラブの雰囲気の違和感を感じてたらしい、しーくんは、
何もいわずに、
「ぽんぽん」
って、頭撫でてくれた。
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