2006年05月15日(月)

じゃんぷ


かっこいいつもりなのにかっこわるいのが土方さんであるなら、
かっこ悪いのにたまにそれがかっこいいってのが近藤さん、
かっこ悪いけどかっこいいでしょ?ってのが銀さん、
土方さんがかっこいいのがとにかく許せないのが沖田、なのかしら。

沖田はどこをどうまちがってこんなふうに育ってしまったんだろうってのが
近藤さんと土方さんの悩みの種だと思っていたのだけれど、違ってた。
最初から間違っていた。なにもかも遅かった。なんだよもうかわいいなあ!
沖田はあとからやってきた土方にすんごい先輩づらするんだよ。
「ここが便所で、あと食堂はこっち。覚えた?」
なんでこいつこんな偉そうなの?と思いつつうなづく土方さんとか。
そんでけっきょくトイレの場所とか覚えきれずに「覚えてないの?
頭悪いんじゃない。そういう人うちの道場にいらないんだけど」みたいな。
沖田が悪いことしてるのを土方さんに見つかって怒られると
「イソーローのくせにでかい顔すんな」とか酷いこと言ったり、
それを叱られると泣き真似して「近藤さんこいつ酷いんだ!追い出してよ」みたいな。
近藤さんを取られたとしか思ってない沖田は、土方さんが悪く思われるように
毎日いろいろ画策するんだけどある日ぜんぶを近藤さんに知られて追い詰められて、本気で泣くの。
「俺のほうが近藤さんのこといっぱいいっぱい好きなのにウワアアアアアアン」みたいな。
そんなやりとりとかいろいろあったりするといい。恋のめばえが遅すぎるふたり。
つーか土方さんが強く出れないのは沖田のあんな時代を見てて知ってるからなんだろうと思うとたまらん。
土方さんの中では沖田はいつまでも小さい子供なんだよ。
なのにあんなことやこんなことまで出来ちゃうんだよほんとへんたいだね。すてきだね。

どうしよう泣けてきた。