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photo & text by tomoko

* 2008年04月15日(火)
 多治見の陶器市




なんかしまりのない画面……<画像の並び

日曜、多治見の陶器市を覗いてきました。10ほどの窯元を覗いては作品を眺めたり、蔵出し陶器を物色したり。10時から14時くらいまでとことこ回りました。親戚が地元の窯元なので、小さい頃、遊びに行っては作業場で土いじりさせてもらっていました。ひさしぶりに足を入れた窯元さんの作業場は、その頃を思い出させる懐かしい雰囲気でした。乾燥させるための棚のたわみとか、打ち捨てられた庭先の陶器の山とか。もちろん湿った土の匂いや、ろくろのまわる低くて小さなモーター音とかも。

無料で作陶体験が出来るってことだったのでろくろを回させてもらいました。画像の右側、上から二つ目が製作したものなんだけど……最初、厚みのあるカフェボウルが欲しいなーと思って成形してたんですが、途中で、ドレッシングとか入れる片口でもいいなあ。なんて思ったせいか、微妙なサイズの微妙な厚みの、使途目的があやふやな感じの物となってしまいました。やっぱ何かつくり出す時は、最初にしっかりしたイメージを持ってむかわないとダメですねぇ(苦笑)。

ろくろで成形してる時ってすごーく無になれるんですね。まっすぐそこだけに向かってる自分の意識を感じておもしろいなって思いました。陶器作りにはまる人の気持ちが理解出来た気がするなあ。これはどんどん真剣にやりたくなるでしょう。うん。

肝心の陶器市はどうだったかというと、豆皿とスクエアプレートを探してたんだけど欲しいものが見つけ出せなくて収穫はナシ。だけど、いろんなタイプの美濃焼とか織部とかが見れて楽しかったです。工程は同じで釉薬だって同じはずなのに、人によって全然別の顔をした作品になるもんですよね。そういうのがたくさん見ることが出来ました。感性をくすぐられる楽しい一日でしたよ。

陶器市のあとは山の上の公園をぷらぷら。その時の出来事はまた後日に。



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