Leben雑記
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2006年01月17日(火) 素直になれば

 要はただの嫉妬なわけで、その証拠に、アイツに対しての怒り――その金魚のフン具合に対しての――よりも、明らかに、彼女に対しての怒りのほうが強い。もしも友達であると言うただその点において僕らが共通していて、そして自分が疎外されたと感じているだけであるなら、こんなに二人に対して偏った度合いの怒りを覚えるわけもない。
 後ろのリフトから聞こえてくる二人の楽しそうな声といったら!
 あんなの聞かされて、反動形成としての怒りが出てこないわけもない。
理屈をこねることはできる。それは僕の得意ワザだ。あの二人の落ち度を正確に指摘することは難しくない。むろん、そのスキルは僕は必要不可欠であると思うが、しかし、いまそうすることは、空しいだけなワケで……。


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