酒場と野球と男と女
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2007年09月07日(金) 宇津井健藤巻潤より、中条静雄?の巻。

           警備士の話。

 先月末に、4日間の研修を終えたオイラは、実はすでに現場に出てました。

そう、プロフェッショナルな警備士として、

重要現場に派遣されていたのだったのだ。

 まず第一の現場名。「東京○○ーランド、駐車場警備」。

東京の西のはずれにある、屋内プール日本一のテーマパーク。

近在遠方から来る車の量、7千台。

その膨大な車両を、棒1本で誘導差配する、栄えあるお仕事。

朝8時(集合7時)より夜9時半まで、ひたすら車と歩行者を注視。

これを連続2日。48歳。なかなか、出来るものではない。

 で、次の現場。「表参道ヒルズ、イベント設営警備」。

流行発信地、お洒落な街で、まさか警備服を着る事になろうとは。

まぁいいや。これも定めよ。面白きこと。

で、何やら某PCメーカーの新製品発表会があり、

その設営中、部外者の立ち入りを制するため、熱血オヤジ登場。

これまた、腕を後ろに組み、ひたすら胸の入館証を注視。

実質6時間程だが、ほとんど動かず、立ち放しは、かなりヤバい。

見た目楽そうだが、動いていたほうが余程楽。

改めて気づき、腰をさする。

 で、次。「京王線某駅、違法駐輪の指導及び誘導」。

早い話、駅前付近に立ち、自転車をその辺に止めようとする人に、

「はい、申し訳ありませんが、指定の駐輪場に止めて頂けませんか。

 場所が、お分かりにならなければ、ご案内いたしますが」

なるセリフを穏健丁寧に言って、速やかに誘導すること。

いやぁあ、参った。こんなセリフうまく言えるかぁ。

滑舌(かつぜつ)悪いし、強面だし、絶対、トラブル、うん!

と、妙な納得をしたものの、アタシが勤務中、

誰一人、違法駐輪することなく、よって、セリフを言うことなく、

穏やかな内に、業務終了したのでした。

その代わり、道行く人に、よく尋ねられました。

「○○駅行きのバス停はどこですか?」

「××病院は、この道ですか?」

 さらには、

「(地図を見せ)ここに行くには、歩くよりタクシーのが早いですか?」

(………はぁ、多分)みたいな。

 中には、警官と間違えて(やはり、貫禄ですなぁ)、

2人乗りしてたのを慌てて降りるカップルもいたりして。

まぁ、街中のガードマンは、飽きませんでしたわい。



 しかし、こんなんでは、腰痛、いけませんなぁ。


ホント、「腰痛悪いジェンシー」ですわぁ。トホホ。


あっ、一応念のために。

警備士に転職した訳ではありません。

まぁ、後学の為というか、ちょいと、色々時間ある時に、

違う事ものね、という事で。

何の資格も持たないアタイ48歳としては、手っ取り早いところというと、

この辺りなんですなぁ。

まぁ、また違うフィールドも経験したいと思いますが。

そういう事で、本業は本業で、邁進しとります、本人曰く。




さて、

題名の「中条静雄」は「ちゅうじょうしずお」と読みます。たしか。


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