酒場と野球と男と女
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2006年02月23日(木) |
倉敷のOクンに人妻との出会いは成就するのか、相手の名前はさくらの巻 |
新宿の店「ジャンクション」掲示板が、ここのとこ活況。
たま店長のぼやきと毒づきが定番となり、お客様からの投稿も定着しつつ、
遠く岡山倉敷からの投稿もあり、もはや全国的人気という他ない、と大嘘です。
でも、倉敷のOクンからの投稿はホントです。
Oクンは、オイラのイナカの高校の後輩。
関西の大学時分に、時々上京してきて、アホなコトばっかりして、
いつも逃げるように、神戸に帰っていったもんです。
そんなOクン、卒業後、地元の中学英語教師として、小生意気にも順調に
人生を闊歩しておったようで、程なく、結婚もし、安定した生活だったらしい。 (このころは全く交信なかった、まぁ、人の幸せぶりなんか知りたくもないが)
しかし、身内の不幸やら、自分の病気やらが重なり、暗転。
教師を退職し、そのせいかどうか、バツ1となった。
(このころのいきさつも、まったく知らなかったが、正直気にはなっていた)
生来、明朗で裏表のない性格のOクン、
「ほんま、さすがのワシも、そりゃあ、しんどかったんでぇ」
正月久々に年賀状のやりとりがあり、ふっとした気分で、電話したオイラ。
明るく振舞いながらも、どよ〜んとした話し振りに、暗澹の毎日が窺えた。
「せぇやけど、Mさん(アタイ)は、変わらんのぅ、元気そうやなぁ」
Oクンの口調に昔の精彩はなかなか甦らなかった。
「いやぁ、元気んなったんでぇ、これでもなぁ。また、会いてぇなぁ、
奥さんもコドモも元気んしょ〜ん?はぁ、Mさん、呑み屋出したん?
ほんまにぃ?そりゃぁ一遍、行くわぁ、この前お見合いパーティで、東京
行ったばぁじゃけど、うん、クリスマスん時じゃけどなぁ、いやぁ、ええコ
は、おらんかったなぁ、ゆうか、遠距離になるからなぁ、ならなんで東京
来たんかって?知らんがなぁ、申し込んだパーティの人が、ここが会場じゃ
いうからじゃあ、言われりゃ新幹線乗るしかなかろう、なぁ?はぁ?
店は新宿にあるん?マスターやっとんの?違う?そりゃそうじゃ、
Mさんが作る料理やこら、食べれたもんじゃなかろう、ちゃんと酒は、
エエもん出しとるん?チャンポンはいけんでぇ、チャンポンわぁ、なぁ?」
喋るほどに、昔のカンジが出てきた、ちょっとは、元気になったかや?
「ほんまに、Mさんとしゃべっとったら、知らんうちに声が弾んできたわぁ、
最近、こがんに(こんなに)話したことも、あんまりないけんなぁ」
そんなOクンに、店の掲示板のサイトを教え、たまには覗いてみろや、
と話をふり、できるだけ近くの再会を約した。
そして昨日のはなし。
Oクンから焦った声で電話が入る。
「えらいことになったが」
「どうしたんや?」
「店のサイトを開いたら、人妻出会いになってしもうた」
「ははん、張り付いてるバナー広告もクリックしたんやな、そんなの
すぐ閉じりゃええんや、すぐ閉じたんやろ?」
「いやーーー」
「何で?」
「それもMさんが、やっとるもんかと思って、そりゃあ協力せんといかんと、
思うて、−−−−登録した」
「はあん?アホか!」
「そんなん、言うてくれんからーーー」
「当たり前やんけ!そんなん。で、どうしたんや?」
「登録したら、えらいいっぱい返事がきた」
「返事って、なんかお前発信したんか?」
「−−−−−−−した」
「はぁ、したなら来るわ、サクラもいれて、出会い系やしなぁ、で?」
「そん中のコと、結構長いことメールやりとりしてな、これから会おうかっと
なったんやけどぉ、会う約束した途端な」
「約束した途端?」
「メール、来ないんやぁ、で、ポイントも足らんようになってな」
「ポイントやなくて、お前の頭が足らんのんじゃあ」
「ほんでも、メールしょうとしてたら、さっき」
「さっき?」
「1万円の請求がきたんや。Mさん、代わりに払うてえや」
「何でやねん!」
「せやけど、Mさんの名前で登録したんやから」
「エエ加減にせぇよ!!」 ちゃんちゃんっと。
付録・Oクンおすすめの「ジャンクション」掲示板 http://8510.teacup.com/junction/bbs
くれぐれも、周辺サイトに侵入なきようお気をつけて。
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