K馬日記
サリュウラヴケーマ号とバリトンサックスの『ウエエ、ウエエ』なわだち
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2010年02月28日(日) おもひでぽろぽろ

そうそう。
この前、昔住んでいた東京のアパートに親父に強制的に連れて行かれました。

天気があまり良くなくて、正直気は進まなかったのだけれど。

突然、行くか、とか言われて。
抵抗する間もなく行ってきました。
まあ、いずれ行くつもりだったしちょうどよかったかな。

懐かしいなあとか思いつつも。

やはり、ここは良くも悪くも思い入れが深く。

正直来たくなかった場所ではあります。

自分の一番嫌な思い出と密接にかかわっているからね。
それはそうか。

というか、幼少期はここで過ごしたから。
自我もここで実は形成されたはずで(多分)
断片的にある記憶から、私はここをふるさとだと本能的に感じていたのかもしれませんね。

とまあ、とまれかうまれ。

とにかくひどく私は恐れすぎていたようだ。

体は成熟して。
大人になって改めてきてみると。
ひどく小さく。
駐車場も狭く。
なんとみすぼらしいボロアパートなことか。
私は一体何を恐怖していたのか。

どうして、大きく静粛として冷たいアパートなんて想像していたのだろう。

こんなにも、取るに足りないものだったとは。

いやあ、トラウマだと思っていたものは。
体の成長とともに実はもはやトラウマじゃなくなっていて。

子供のころに持っていたイメージが完全に破壊された。


家族で走り回った大きい駐車場。

自転車の練習で使った大きい道路。

そして大きな窓からこぼれてくるうっとうしいほどの温かい木漏れ日!


これらが破壊されたんだ。



すべて。



今あるのは。

ただの小さいボロアパートだけ。


そこで、幸せが生まれていたのだ。


多田K馬 /K馬への報告 /これ押すべし(≧ω≦)ノシ

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