K馬日記
サリュウラヴケーマ号とバリトンサックスの『ウエエ、ウエエ』なわだち
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2006年02月03日(金) |
クロード・モネの「日傘をさす女」 |
今日、期末テストの1日目であった。 そのとき、美術の資料集をみて目に留まった物がこれ。 クロード・モネの「日傘をさす女」という作品。 鈴木春信の「雨の夜詣で」という作品に影響された作品であるそうだ。 クロード・モネの「日傘をさす女」は3作あるが、1枚だけ異質の物がある。 それが資料集に載っていた「日傘をさす女」である。 どこら辺が異質かと言うと、風が感じられ清涼感が見受けられる。 他の2作は、どちらかと言うと「暑い」感じがしたのだが、清涼感が受けられるのだ。 そこで俺は強く感じた。 そう!この感じなのだ!俺が編集CDR「スカイハイ」で表現したい情景は! というわけで、「スカイハイ」改め「散歩:日傘をさす女」に致します。 まだ完成してはいないんだけどね。
俺は格言にそれほど感動はしないのだが、この前初めて感動した。 ベートーベンの言葉である。
「苦悩を突き抜けて、歓喜に至れ。」
最初は、「辛さの後には楽しさがある」と同じ意味だと思っていた。 しかし、ベート―ベンの人生を自分の中で整理してみるとだんだんと真実が見えて来た。 ベートーベンは最終的に成功しているものの、言わずと知れた「不幸な人」である。 音楽家でありながら、耳が聞こえなくなる事はベートーベンにとっても、相当なコンプレックスだったに違いない。そこで、「苦悩を突き抜け歓喜に至れ」という言葉が出て来たのは何故だろうか?それはやはりベートーベンが「苦悩」を経験したからだと思う。また、「苦悩を突き抜け歓喜に至れ」という言葉は、ベートーベンが発表した曲にも当てはまるような気もする。聴力を失ったベートーベンは田舎に移り住み、そこで「運命」と「田園」の2曲をほぼ同時期に完成させたと言う。「運命」は「苦悩」のイメージがあり、「田園」は「歓喜」というイメージがある。更に言うと、「運命」の中でも「苦悩を突き抜け歓喜に至れ」という言葉は適用するようだ。第1〜3楽章にかけては「ジャジャジャジャーン」という暗い楽章だが、第4楽章は一転して明るい楽章になると言う。
書いてて思った。ベートーベンは偉人だった。
しかし結局死ぬ覚悟を決めたベートーベンを生かしたのは音楽であったという。 音楽は人を魅了する何かを持っているのか?
俺もまた魅了される1人で、音楽を聴いて歩くと全く疲れない。 得てして音楽とはそういうものなんじゃないだろうか。 苦痛が苦痛じゃなくなる。
「苦悩を突き抜けて、歓喜に至れ。」
多田K馬
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